Weekly Mobile Top10携帯電話にも定額制を!
先週のアクセスランキングでトップとなったのは,次世代携帯電話のパケット料金に関する記事。 最近ではIMT-2000がもたらす高速なデータ通信速度について,“携帯電話でもブロードバンド”という趣旨で語られることが多い。しかし,“ブロードバンド”には,高速なインターネットアクセス環境のほかに,通常,“常時接続・定額制”が前提条件となる。 携帯電話をほかのブロードバンドと同一に比較できない最大の理由はここにある。 携帯電話でもデータ通信定額制をパケット通信という擬似常時接続環境を先取りした携帯電話だが,ADSLやCATVなどと異なり,通信料金定額制は未だに達成されていない。 これは技術的に難しいというよりも,価格戦略的な意味合いのほうが大きいだろう。実際,PHSではケイオプティコム(アステル関西)が,64Kbps,月額3500円の定額料金制を実現している(2月2日の記事参照)。 NTTドコモは,“有線と無線の違い”を強調し,有線に比べて多少コストがかかっても仕方ない,という趣旨の発言をすることが多い。 しかし,動画や音楽といったリッチコンテンツを携帯電話で利用することを考えたら,思い切った料金体系が必ず必要になる。 そもそも,複数のプランとオプションが入り乱れる音声通話の料金体系に比べて,データ通信の料金体系はあまりにシンプルだ。無理に複雑にする必要はないが,パケット通信に関しても複数の料金プラン,“1Mバイトパック”といったデータ専用パックプラン,“上限1万円”といったキャップ制などが真剣に考慮されてもおかしくない時期にきている。 その点,採用されるにしても数年先のことだが,“携帯電話でも定額制”を考慮しているKDDIの取り組みは評価されるべきだろう。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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