Weekly Mobile Top10

「TK11」「TD11」。新端末でツーカーの反撃始まる?

【国内記事】 2001年4月23日更新

Weekly Mobile Top10 4月9日〜22日
1位 次世代ケータイを尻目にサービス拡大を続けるツーカー
2位 P503i,SO503iのiアプリに問題
3位 PEG-N700C発売記念! CLIEのツボ (4)
4位 ドコモ,「D210i」発表──4月18日発売
5位 メモリ内蔵液晶を3社が展示──電子ディスプレイ展
6位 J-フォン,Javaサービスを6月開始──対応端末第1弾は「J-SH07」
7位 ドコモ「N210i」「F210i」発表──4月11日から発売
8位 携帯へ注力するインテル──IDF Japan基調講演
9位 今日の逸品「J-SH06/J-SH07」
10位 次世代携帯に向けて工夫を重ねる液晶メーカー──電子ディスプレイ展

 ツーカーグループが世間の予想に反して元気だ。国内の携帯電話事業者4社の中で,唯一IMT-2000の免許を持たないツーカーの今後は,もともと多くのユーザーが不安視していた。

 “いずれはKDDI(au)に吸収されてしまうのではないか?”と,ユーザーが漠然と抱いている思いを,「KDDIとの合併はまったく予定されていない」とツーカーは否定する。

 ツーカーが今ひとつ目立たなかった理由の1つに,ほかのキャリアに比べ,魅力的な端末がそろっていなかったことが挙げられる。しかし,今回の64和音対応携帯電話「TK11」の発表と(4月19日の記事参照),先日のデータ量課金対応携帯電話「TD11」の発表により(3月1日の記事参照),端末のラインナップも魅力を増してきた。

 TK11は,MIDIも利用できる64和音着信メロディを備えた端末。TD11はEZweb@mailとSkyMessageを両方利用できる最強のメール端末だ。

 料金面で有利なのもツーカーの特徴。NTTドコモ,J-フォンがIMT-2000を導入することで,これから1兆円規模の設備投資を控えているのに対し,「ほとんど償却が終了した」(ツーカー)PDCの設備を使うことで,ツーカーは大きなコストメリットを打ち出せる。

 月額4000円前後の料金プランの一例を挙げてみよう(通話料は平日昼間)。

キャリア 料金プラン 基本使用料 無料通話料 通話料
NTTドコモ おはなしプラスL 4100円 1300円分 42円/分
au コミコミOneエコノミー 3980円 2000円分 10円/15秒
J-フォン トークパックライト 3900円 2000円分 20円/30秒
ツーカー MyTime 3900円 2000円分 16円/30秒

 もちろんこれは一例であり,さまざまな条件で変わってくるが,ツーカーに割安感があることは確か。独自開発の新端末が増えていることもあり,“コストの安いPDCを使って今後もやっていく”という,ツーカーの明確な方針が見えてきた。

[斎藤健二,ITmedia]

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