cdmaOneニューモデル「C410T」登場,ますます多くの人がおしゃべりになる理由

auは4月25日,cdmaOne携帯電話機のニューモデル「C410T」を5月中旬から発売すると発表した。これは「おしゃべりモード」に対応したものとなる。

【国内記事】 2001年4月25日更新

 KDDIおよびauグループは,東芝製のcdmaOne携帯電話機「C410T」を5月中旬より発売すると発表した。「C4xx」シリーズはこれで合計10モデルのラインナップとなる。

 C410Tは「クイックフォト機能」を搭載しており,Eメールに添付された画像ファイルを,メールを開くと同時に自動で表示する。また本機ユーザーのみ,グリーティングイラスト10種とBGM,テキストをミックスしたサービス「パラメロ!」メールを8月31日まで無料で利用することができる。

 また「たむらしげる」氏のデザインにより,待ち受け画面などがファンタジックな仕上がりとなっている。

 主な仕様は以下の通り。

サイズ(幅×高さ×厚み) 41×128×19ミリ
重さ 78グラム
連続通話時間 約140分
連続待ち受け時間 約200時間
充電時間 約90分
カラー シルバー/ピンク
Eメール送信BOX容量 約57Kバイトまたは最大200件
Eメール受信BOX容量 約117Kバイトまたは最大200件
画面ピクセル数 (横)96×(縦)128,最大8文字×6行表示可能
データフォルダ容量 約500Kバイト(カラオケ・画像など,Eメール本文含ず)
価格 4万9700円

 本機ではさらに,取り込んだ画像や自作メロディをアレンジできる「メディアアレンジャー」機能がついているほか,対応機種同士でチャット感覚のメッセージ送受信が楽しめる「おしゃべりモード」にも対応している。

けっこう便利だ,おしゃべりモード

 本機の登場でCメールのおしゃべりモードに対応している携帯端末は5機種となった。Cメールとはショートメールサービスの1種で,PHSでいう「Pメール」と同様のものだ。「1回の送信に0.5秒程度しかかからない」(KDDI)ため,リアルタイムなやりとりをうたい文句にしている。

 Cメールのおしゃべりモードを利用した場合,ユーザーはパソコンのチャットと同様に,画面上で会話の履歴を見ながらやりとりすることができる。

 おしゃべりモードの利点はなんといってもその即時性にある。そもそもの通信の速さに加えて,送信と同時にメールが届いたかどうかも確認できるため,「送ったつもりが実は2時間後に届いていた」というような,送り手と受け手がすれ違いになる状況も起こらない。

 この確認機能は送受信の確実性ということにもつながり,「かならず届けたいメール」も安心して送ることができる。

 ほかにも相手と連続的に会話したいが,声を出すのはちょっと……という状況の際にも便利だ。浅野忠信の登場するCMのようなシチュエーションでなくとも,たとえばまわりに人が多くてあまり内容を聞かれたくないといった場合に利用することは十分に考えられる。

 難点をあげるとすればコストの高さだろう。Cメールは一回の送信に3円かかる。ということはおしゃべりモードでチャットする際,相手の問いかけに答えて「うん」と入力しただけで3円かかってしまうのだ。一回に50文字まで入力可能といっても,チャット中に50文字も入力する人はまれだろう。つまり,多くのメールは「数文字で3円」といった状況でやりとりされてしまうのである。

 だからといって,このサービスのメリットが消えるわけではない。残念ながらサービスに対応する機種はC406S,C407H,C408P,C409CA,C410Tだけだが,KDDIは今後発売するすべてのcdmaOne端末をこのサービスに対応させることをを約束している。

 新しく発売されたC410T。今後ますます,多くのユーザーが“おしゃべり”になっていくことだろう。

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[杉浦正武,ITmedia]

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