Mobile Weekly Top10:フツーのOLに聞く「PDAってどうよ?」先週は劇的な値下げを断行したパーム コンピューティングの記事が注目を集めた。ZDNetの読者にとっては大きな関心事だが,フツーのOLはPDAに関心を示すのだろうか?
前回に引き続き,アクセスランキングのトップは「悪質電話」ネタであったが,パーム コンピューティングの大胆な値下げも注目を集めた。エントリーモデルのm100に至っては,従来価格1万2800円のところが7900円引きの4900円。秋葉原ではあっというまに売り切れたようだ。
お詫びと追加情報2位にランクインした「4900円のm100,買う前にチェックすべきこと」記事の中に誤りがあったことを,まず読者の方々にお詫びしたい。m100の上位機種にあたるm105に付属するクレードルが「USB対応」と表記されていたが,実際付属するのはシリアルクレードル。USBポート経由で利用する場合には,「PalmConnect USBキット」 (3980円) などを購入する必要があり,m105本体価格1万7800円と合わせると2万1780円の出費になる。 追加情報は,本日の記事でもお伝えしたように,関連コラムの中で登場した「マスター」のメモリ増設代が値下げされたこと(12月6日の記事参照)。これまで6300円であった価格が3900円に引き下げられ,m100ユーザーにはうれしい値下げだ。 m100をUSBポート経由で利用し,メモリを8Mバイトに増設するといくらになるのか試算してみた。本体4900円+PalmConnect USBキット3980円+8Mバイトメモリ増設代5980円 (送料,手数料など含む) で,しめて1万4860円。手間を惜しまなければ,m105と同じ環境でありながら6920円安く入手できることになる。これはかなりお得だ。
フツーの人はPDAを見てどんな感想を持つのか?ZDNetでは注目の的となっているPDAだが,ZDNetを見ないようなフツーの人はPDAを見て,どのような感想を持つのだろうか? さきに友人と会った際,m505とiPAQ Pocket PCを見せて感想を聞いてみた。彼女はアパレル関係の販売を担当する30歳のOL。携帯電話やMacintoshは利用しているが,ヘビーなユーザーではない。 意外なことに,PDAのピの字も知らないようなOLが,「iPAQ Pocket PC」にとても関心をそそられ「これ欲しい」とまで言ったのだ (価格を告げても彼女の意志は変わらなかった) 。 見せたのは,Air H"経由によるWebの閲覧,さきにオープンしたPDA向けオンライン書店「PDABOOK.JP」 (11月27日の記事参照) で購入した内田春菊の本,PDA向けセレクトショップ「@irBitway」 (11月27日の記事参照) で購入したPIMソフト「だっこちゃんダイアリー」と,メモやToDoなどの基本機能など。 彼女曰く「携帯電話より画面がきれいで大きいから情報を見やすい。これぐらいの大きさのマシンでインターネットを見ることができて,本も読めるなんてすごい! スケジューラもかわいいし……。ところでこれでテレビ見れるの? (笑) 」 テレビは見られないけれど,ムービーを見たり音楽を聴いたりできることを教えると,彼女の好奇心はますます高まり「じゃ,買いに行く?」というところまで話が進んだ。 しかし,彼女はMacユーザーでしかも初心者。Macとデータのやりとりを行える「Pocket Mac」(11月12日の記事参照) もあるが,ちょっと敷居が高いようで,購入は見送りとなってしまった。 PDAが一般に広がらない理由の1つに「存在は知っているものの実際に触れる機会がない」ということが挙げられるようだ。ハンドスプリングやパーム コンピューティングも一般紙に広告を打っていたため認知度は高まったが,ブレイクするほどの売れ行きにはつながっていない。「百聞は一見に如かず」で,やはり実際に触ってみないと,PDAのおもしろさは分かりにくいものだ。 コンテンツサービスも増え,通信インフラも整ってきた今が一般ユーザーにアピールするチャンスだと筆者は見ている。電気店やPCショップではなく,例えば一般ユーザーが集まるカフェやファーストフード店などにPDAが置いてあり,気軽に触れる環境が増えてくれば,状況も変わってくるような気がするのだが……。 [後藤祥子,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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