携帯電話出荷台数，5カ月連続マイナス──JEITA

「第3世代携帯電話（3G）の出荷も始まったが，全体の出荷数量を押し上げるには至っていない」（JEITA）。移動体電話の10月国内出荷台数は大きく落ち込んだ。

【国内記事】

2001年12月11日更新

　電子情報技術産業協会（JEITA）は12月11日，移動電話の国内出荷実績を発表した。国内出荷数量は327万5000台で，前年同月比で72％と5カ月連続のマイナス成長。

携帯・自動車電話の最近の出荷実績

	出荷台数	前年同月比（％）
5月	423万9000	117.6
6月	414万5000	98.7
7月	358万9000	99.6
8月	398万9000	99.9
9月	435万9000	85.5
10月	304万7000	71.4

　うち，携帯・自動車電話の10月国内出荷数量は304万7000台，前年比71.4％と落ち込み幅が大きく拡大した。JEITAでは，従来通り「新規加入の頭打ち傾向や，買い換え需要の減速が影響している」と分析しているほか，「第3世代機（3G）の出荷も始まったが，全体の出荷数量を押し上げるまでには至っていない」とコメントしている。

公衆用PHSの最近の出荷実績

	出荷台数	前年同月比（％）
5月	26万7000	73.1
6月	22万7000	56.0
7月	27万5000	86.3
8月	20万3000	79.1
9月	30万9000	63.4
10月	22万8000	80.8

　公衆用PHSの国内出荷数量は，加入者数の減少が続いている影響で8カ月連続のマイナスとなった。

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関連リンク
電子情報技術産業協会（JEITA）

[斎藤健二，ITmedia]

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