噂の“NetMD”はどこまで使える?(2/3)
こなれた使い勝手のOpenMG JukeBoxNetMDでは,PCと接続している間はデバイスに触れる必要はなく,転送などすべてをPC側のソフトウェアで行うことになる。そのため,使い勝手のほとんどはソフトウェアに依存する。 OpenMG JukeBoxは,SDMI(Secure Digital Music Initiative)に基づいたソニーの著作権保護技術「OpenMG」に対応したソフトウェアとして早くから使われていたソフトウェアだ。バイオシリーズにもプリインストールされていた。 基本的な機能は,楽曲の取り込み,管理,NetMDなどOpenMG対応機器へのデータの転送となる。楽曲の取り込み方法は音楽CDからのリッピング,ネットから有料コンテンツの購入,MP3やWAVファイルなどの登録など多岐にわたる。 取り込みの際には,アーティスト名,アルバム名,曲名などを,ソニーが音楽出版社と共同で作成したデータベースから参照し,登録できる。「2001年9月までに発売された約8万件の洋楽・邦楽の情報が登録されている」(ソニー広報)。このデータベースにより,新譜以外はほぼCDを入れただけで情報が表示される。手持ちのCDで試したところ,表示されなかったのは20枚に1枚程度だった。 問題は新譜だ。一応,新譜に関してはインターネット経由で検索できるとなっているが,ヒットしたものは皆無。従来のOpenMG JukeBoxでは,CDNOWとの提携により販売中のCDならば,ほぼ間違いなくデータを取り込むことができたのだが,「8月でCDNOWがサービスを終了したことに伴い,検索もできなくなった。新たな提携先を探している状況」(ソニー広報)。 NetMDの魅力の1つは,楽曲データを打ち込む必要なく登録ができることでもある。従来のCDNOWを利用した検索サービスが非常に優秀だったこともあり,現在の状況は残念でならない。
さて,気になる転送速度はどのくらいなのだろうか?
[斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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