Mobile Weekly Top10:
往年の名機が1万2800円に

パームコンピューティングが,薄型の「Palm Vx」とカラーの「IIIc」を大幅値下げした。これがPDA市場にもたらすインパクトは?

【国内記事】 2001年12月20日更新

Weekly Mobile Top10 12月13日〜12月19日
1位 パーム コンピューティング,VxとIIIcを期間限定で1万2800円に値下げ
2位 PRIN無料終了間際:AirH"のプロバイダはどこが得?
3位 実機撮影──ツインイルミネーションの「N211i」
4位 大幅値下げ敢行! Palmデバイスの価格と機能をチェック!──カラーデバイス編
5位 日本語版Visor Phoneに関する提携が事実上の解消に
6位 KDDIも迷惑メール対策。メールアドレスの変更も
7位 J-フォン,SDカード対応「J-SH51」,40和音ステレオサウンド「J-K51」発表
8位 「N211i」で今年,6機種目。NEC端末はやはり人気
9位 ドコモ,「N211i」を12月12日より発売
10位 組み込みソフトウェアの再利用を目指して──開発プラットフォーム「T-Engine」

 PDAの適正価格はどのくらいなのか。パームコンピューティングが薄型軽量のモノクロ機「Palm Vx」と,カラー機「Palm IIIc」を1万2800円に値下げした記事が先週のランキングのトップを飾った。

 この値下げに対する反応はまさにさまざま。

  • 「このくらいが適正価格じゃないのか」
  • 「VxやIIIcはまだ売ってたの? ラインアップの中で中途半端な位置づけになっていたし,在庫処分じゃない?」
  • 「値下げしたのはいいけど,結局一般人が買う前にマニアがコレクションとして買っちゃって市場が広がらないよね」
  • 「Pocket PCとの性能の違いを考えると,今までが高すぎた」

 音楽再生や動画再生,ネットワークへの接続など,本体の高機能化が進むPDAの中にあって,PIMに特化したVxやIIIcは確かに苦しい戦いを強いられていた。

 Vxは2000年4月の発売当初は4万1800円で販売されていた。その後しばらく3万9800円,今年の3月には3万4800円に値下げされた(3月26日の記事参照)。9月にはさらに2万9800円に値下げされている(9月7日の記事参照)。わずか1年半で製造コストが4分の1にまで下がるはずもなく,値下げにはそうせざるを得ない理由があったということだろう。

 話題のPDAを低価格で入手できるのはありがたいことだが,ハイスペック製品が持っているようなマルチメディア機能や通信機能を使おうと思うと,思いのほかコストがかさむことには注意が必要。

 Vxは1世代前の,IIIcは2世代前の周辺機器接続インタフェースを備えた製品。古いがゆえに周辺機器のラインアップが豊富だともいえるが,例えば通信を行おうと思ったら本体と同じくらいのコストがかかる。自分がPDAを何に使おうと思っているのかをよく見極めた上で購入する必要があるのは,“4980円”という低価格で話題になった「m100」と同様だ(12月3日の記事参照)。

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[斎藤健二,ITmedia]

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