Mobile Weekly Top10:
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【国内記事】 | 2001年12月20日更新 |
PDAの適正価格はどのくらいなのか。パームコンピューティングが薄型軽量のモノクロ機「Palm Vx」と,カラー機「Palm IIIc」を1万2800円に値下げした記事が先週のランキングのトップを飾った。
この値下げに対する反応はまさにさまざま。
音楽再生や動画再生,ネットワークへの接続など,本体の高機能化が進むPDAの中にあって,PIMに特化したVxやIIIcは確かに苦しい戦いを強いられていた。
Vxは2000年4月の発売当初は4万1800円で販売されていた。その後しばらく3万9800円,今年の3月には3万4800円に値下げされた(3月26日の記事参照)。9月にはさらに2万9800円に値下げされている(9月7日の記事参照)。わずか1年半で製造コストが4分の1にまで下がるはずもなく,値下げにはそうせざるを得ない理由があったということだろう。
話題のPDAを低価格で入手できるのはありがたいことだが,ハイスペック製品が持っているようなマルチメディア機能や通信機能を使おうと思うと,思いのほかコストがかさむことには注意が必要。
Vxは1世代前の,IIIcは2世代前の周辺機器接続インタフェースを備えた製品。古いがゆえに周辺機器のラインアップが豊富だともいえるが,例えば通信を行おうと思ったら本体と同じくらいのコストがかかる。自分がPDAを何に使おうと思っているのかをよく見極めた上で購入する必要があるのは,“4980円”という低価格で話題になった「m100」と同様だ(12月3日の記事参照)。
[斎藤健二,ITmedia]
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