Mobile Weekly Top10:
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【国内記事】 | 2002年1月10日更新 |
やっぱりJ-フォンは強かった。
新年最初のアクセスランキングは,2位にJ-フォンのパケット端末ネタがランクイン。“写メール”の記事も3位に食い込んだ。逆に,FOMAは「意外に低い? FOMAの認知度」が5位に入るなど,厳しさを感じさせる。
また,大きな注目を浴びているのが,AirH"対応の音声端末「KX-HV200」だ。厳しかったDDIポケットも11月からは契約者数が純増に転じ,12月は1万人近い純増を果たしている(1月10日の記事参照)。年末に発売になったKX-HV200の売れ行きは好調のようで,新年1月も大きな伸びが期待できそうだ。
逆に,厳しいのはKDDIだ。12月に新サービス「GPSケータイ」「ムービーケータイ」を投入したものの,今ひとつぱっとしない。
では,2002年はどんなことが話題に上るのだろうか? 今年のランキングを予想してみよう。
数週間以内に,ランキングトップを獲得すると予想されるのが「J-SH51」発売のニュースだ。パケット通信に対応し,Javaも新しくなるJ-フォンの2.5G端末への興味は非常に高い(2001年11月の記事参照)。VGAサイズの撮影が可能になったモバイルカメラや,SDカードの使い勝手を含めて詳細なレビューをお届けする予定だ。
2月にはAirH"の対抗馬ともいえる,ドコモのオプション料金プラン「P-p@c」が始まる(2001年11月の記事参照)。単なるパック料金ではなく,対応プロバイダを必要とするもので,基地局から先は公衆網ではなくIPネットワークに接続されると思われる。プロバイダの対応具合,パフォーマンスなどなど,検証すべきポイントは多い。
3月には,PDA型のFOMA端末や,504iの情報がそろそろ出てきそうだ。特に504iは,大きく注目されると思われる(2001年12月の記事参照)。
4月にはDDIポケットの128Kbps対応AirH"が話題に上がりそうだ。現行の「つなぎ放題」プランの5800円よりは多少値段は上がりそうだが,ISDNを超える速度が無線環境で使い放題になるのは革新的。技術面では全く問題はないそうなので,DDIポケットの設備増強に期待したい(2001年10月の記事参照)。
また,KDDIがCDMA2000 1xを開始するのも4月だ(2001年9月の記事参照)。通信速度が144Kbsに向上することは分かっているが,興味深いのは料金設定と,端末。おそらくカメラ内蔵の端末も登場すると思われ,KDDI復活に期待される。
5月には,待ちに待った504iが登場するだろう。通信速度の高速化,Javaの高機能化のほかに,どんなトピックを用意してくるか,楽しみなところだ。
6月は,J-フォンが第3世代携帯電話を投入する(2001年11月の記事参照)。“写メール”を持つJ-フォンだけに,ドコモとは一風違った高速ネットワークの利用法を提案してくるに違いない。
さて,さまざまな機能や新端末が登場する2002年だが,国内の携帯人口が飽和に近づいているのも忘れてはいけない。各キャリアも昨年までのようなインセンティブ(販売店への補助金)の大盤振る舞いを続けるわけにはいかなくなる。
猛ペースで続く携帯の技術革新だが,製造コストが上がり,インセンティブが減った場合,端末の販売価格も相応に上昇することになる。すると自然,買い換えのペースも鈍ってくるだろう。
シンプルフォン,らくらくホンが登場し,相当数売れていることを見ても(2001年9月の記事参照),2002年は闇雲に高機能を追い求めるのではなく,自分が必要としている機能かどうかを考えて端末やサービスを選ぶ必要が出てくる。
ZDNet Mobileをチェックして,どんな機能が必要なものなのか,よく見極めてほしい。ということで,本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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[斎藤健二,ITmedia]
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