「504iシリーズ」を大予想!──どうなるカメラ?(1/2)噂が盛り上がる“504iにカメラは付くのか?”。これは記者会見でも常に出る質問の1つのようだ。対するドコモ幹部の答えは,「(カメラは流行の)ピークを過ぎているので,マーケットを加速させるほどのインパクトはないのではないか」。504iについて,予想も交えて紹介しよう。
国内初のJava対応端末である「P503i」「F503i」が発売されて,ちょうど1年(2001年1月の記事参照)。そろそろ503iシリーズの後継機種「504iシリーズ」が気になってくる頃ではないだろうか(4月8日,最新記事はこちら)。 J-フォンが“2.5G”と呼ばれるパケット対応端末を用意し(2001年11月の記事参照),KDDIがCDMA2000 1x対応の次世代端末を投入してくる中(2001年9月の記事参照),NTTドコモの504iシリーズはどのような端末なのか。カメラは? GPSは? 予想も交えて,まとめてみよう。
504i Javaの隠し玉は,スクラッチパッドまず公表されているのは,Java機能の向上とiモードの高速化だ。 従来,上り下り共に9.6Kbpsだったiモードの通信速度だが,504iシリーズからは下りのみ3倍の28.8Kbpsに高速化される。
ドコモのJavaサービス「iアプリ」のダウンロードサイズは,現在ほかのキャリアと比べて小さい10Kバイト。これは「ユーザーがプログラムをダウンロードするときの待ち時間」(ドコモ)によって決められた。通信速度が3倍になることで,当然ダウンロードサイズも3倍の30Kバイトに拡張される(2001年9月の記事参照)。 それだけではなく,iアプリが利用する保存領域「スクラッチパッド」の容量も増加する。「次のiアプリは30Kバイトと大きなスクラッチパッド。スクラッチパッドはコンテンツの豊かさに大きく影響する」(ドコモのiモード企画部長,夏野剛氏,2001年12月の記事参照) 一説には,“スクラッチパッド100Kバイト”ともいわれており,その場合100Kバイト+30Kバイトで,J-フォンの100Kバイト(保存領域を含む)をも超えるサイズが実現する。
大予想!? ほかの機能はどうなる?さて,iアプリに関してはこれだけの変更ではないようだ。詳細は当然未定だが,“J-フォンに近い機能”がことごとく搭載されてくる模様。確かにプラットフォームの規模こそ,1000万台を超えるiアプリが圧倒的優位に立っているが(2001年12月の記事参照),単純にJava機能を比べたら,待ち受け機能によって高速に再開でき,応用範囲も広いJ-フォンのJavaに比べるとiアプリが見劣りするのは確かだ。 504iの目玉は,確かにiアプリにあるようだ。しかし,そのほかの部分ではどうだろうか?
では,少々望み薄な機能は何だろうか?
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