タッチパネルやデジタルカメラ,GPS内蔵も──日本のケータイに迫るSony Ericssonの新端末Sony Ericssonは,世界市場に向けてゲーム機能やデジタルカメラ機能を備えた携帯電話の新モデル6機種を発表した。Symbian OS搭載モデルをはじめGPS,デジタルカメラ搭載モデルなど,日本の携帯電話に迫る機能を備えている。
Sony Ericsson Mobile Communications(以下,ソニー・エリクソン)は,3月4日,ゲームやデジカメ,インターネットなどの機能を備えたGSM向けの新端末6モデルを発表した(3月6日の記事参照)。タッチパネルを装備,Symbian OS(2月20日の記事参照)を採用したPDAライクなP800,GPS機能を備えたT206,Bluetooth内蔵のT68iなど,日本の携帯電話に迫る機能が搭載されている。
注目はデジカメ内蔵,大画面カラータッチパネル搭載のP800発表された端末の中でも注目されるのは,携帯電話とPDAを一体化したP800。OSには携帯電話向けのSymbian OS 7.0を採用,PDAのようなペンベースのユーザーインタフェースが特徴だ。2002年第3四半期に市場に投入される予定となっている。
P800製品写真 内蔵カメラで撮った写真は208×320ピクセルの大画面カラーディスプレイで閲覧でき,PC宛にメール送信したり,MMS経由でほかの携帯電話に送信することができる。ほかにも,スポーツイベントやミュージッククリップ,映画の予告編などをダウンロードでき,JavaおよびC++ベースのアプリも楽しめる。 カレンダー,電子メール,アドレス帳,ToDoリストなどの機能も備え,これらのデータはPC上のメジャーなアプリケーションとの同期が行える。MicrosoftのPowerpoint, Word,Excelファイルを閲覧したり情報を書き込んだりすることもできる。 また,Bluetooth機能を内蔵,Bluetooth対応のPCやヘッドセット,周辺機器などとワイヤレスで接続できる。Web閲覧は,HTML,xHTML,iモード,WAPのサイトにアクセス可能な統合ブラウザが搭載される。
ゲームにフォーカスした「Z700」Z700は,Java,Bluetooth,和音の着信音に対応したマルチメディア端末。同社が「gaming phone」と呼んでいるように,メン・イン・ブラックとチャーリーズエンジェルをフィーチャーしたゲームがプリインストールされるなど,エンタテインメント性を重視している。
Z700製品写真 ユーザーは,サードパーティ製のアプリをダウンロードして楽しめるほか,ゲームの追加レベルを定期的に更新することができる。 サン・マイクロシステムズの携帯向けJavaを採用,サードパーティがアプリケーションを開発する上でオープンな環境が用意されている。 WebブラウザはWAP 1.2.1とHTMLをサポートしたInternet Explorerを搭載。電子メールソフトはPOP3,SMTPをサポートしている。Ver 1.1に準拠したBluetooth内蔵で,Bluetoothを内蔵している。
壁紙対応,ジョイスティック搭載のスタンダードモデル「T68i」T68iは,Webブラウズ,電子メールをサポートしたスタンダードな携帯端末。壁紙のカスタマイズや,画像の添付に対応した電子メールソフト,WAP対応のWebブラウザが搭載され,Bluetoothによるワイヤレス接続をサポートしている。
T68i製品写真 オプションでアドオンできるカメラが用意され,撮影した画像をメールに添付して携帯電話同士で共有できるほか,アドレス帳に写真を張り込むこともできる。 インタフェースはアイコン表示のデスクトップで,操作はジョイスティックで行う。
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