新ザウルス「MI-E25DC」のカメラ機能に迫る新ザウルス「MI-E25DC」には,CMOSのデジタルカメラが内蔵された。静止画と動画を撮影でき,静止画像は送り先に最適化したサイズに自動変換できる。この機能を使い,ごく簡単な操作でJ-フォン端末に送ることも可能だ。
新登場のザウルスは,CMOS 31万画素のデジタルカメラが内蔵されている(3月5日の記事参照)。その理由を「携帯電話でデジカメ内蔵の製品に人気が集まっていることもあって,新しいザウルスに採用した」とシャープ広報の岡本佳子氏は説明する。 ターゲットも,これまでのユーザー層より「若干低い20代から30代の年齢層を想定している」(岡本氏)といい,写真を使ったモバイルコミュニケーションを携帯電話だけでなくPDAにも広げることを目指している。 こうしたユーザー層・使い方を考えているだけに,新ザウルスの写真機能では,撮影したデータをごく手軽な操作で携帯電話とやりとりできることが1つの大きな特徴になっている。
静止画は写メール向けに自動変換も内蔵カメラでは640×480ピクセル,320×240ピクセル,160×120ピクセルの3つの解像度で撮影でき,それぞれファインモードとノーマルモードが選べる。 撮影した画像は,本体メモリ,SDカード,CFカードという選択肢から,任意のストレージに保存できる。ファイルはJPEG形式で,32Mバイトの本体メモリに保存する場合,640×480ピクセルのファインモードで80枚撮影可能だ。ほかの解像度,およびモードでの撮影可能枚数については「現在,検証中」(岡本氏)。 画像はザウルスからメールに添付し,PCやほかのザウルス,写メール対応端末向けに送信可能。その際に,メールに添付して送信する一連の操作の中で,送信先の端末やサービスに合った画像に自動変換できるのが特徴だ。「画像処理ソフトで個別に処理する必要がなく,手軽に画像によるコミュニケーションを楽しめる」(岡本氏) 用意されるのは,写メール端末に自動的に最適化する120×176ピクセルモード,シャープスペースタウン内のザウルス対応無料ホームページサービス「まちこみ倶楽部」対応のモード,シャープスペースタウン内に用意されるネット上のデジタルデータアーカイブサービス「デジタルトランク」対応モードだ。ユーザーは画像の添付時に任意のモードを選択するだけで簡単に画像データを送信できる。
動画撮影はMPEG-4内蔵カメラで撮影できるのは,MPEG-4に準拠したASF形式のムービー。160×120ピクセルのムービーデータを撮影可能で,モードはファインとノーマルから選べる。1回の撮影で,ファインでは20秒まで,ノーマルは1分までと撮影可能な時間の上限が決まっているという。 保存先は静止画と同様,撮影終了時に本体メモリ,SDカード,CFカードという選択肢が現れ,任意のストレージに保存だ。 なお,J-フォンのムービー写メール端末との連携は「現在のところ未定」(岡本氏)だという。
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