BREW端末せいぞろい──「C3003P」を写真でチェックKDDIが3月中旬に投入する「C3003P」はGPS機能を最大限活用できるよう地図ビューワが搭載されているが,既に海外ではBREW端末がたくさん出回っている。日本メーカーに見劣りしない韓国の端末などを紹介。
3月8日に行われた米Qualcommの説明会(3月8日の記事参照)では,BREWを搭載した世界各国の端末が多数展示された。中にはもうじきKDDIから発売となる,松下電器産業製の「C3003P」の姿も(2月25日の記事参照)。
地図を高速に表示するC3003Pの「今ここマップ」“GPS機能を最大限に活用”したのが,C3003Pだ。GPS衛星からの電波と基地局からの電波を利用して,現在位置を把握できるeznavigation機能に加え,携帯初となる電子コンパスを内蔵。今いる場所だけでなく,向いている方角まで分かる。 この優れた位置情報を活用するには,高速に動作する地図ソフトは必須だ。「地図を見るのは急いでいるとき」と語るのは,C3003P向けの地図ソフト「Mviewer」をBREWで開発した,ナビタイムジャパンの大西啓介社長。 従来からWebベースの地図表示ソフトは存在したが,「ちょっと見たり拡大するのにすぐ10秒くらいかかっていた」(大西氏)。それがBREWを使うことで,まず立ち上がりが高速。そして高速なスクロールと拡大・縮小を実現した。 「高速なBREWに軽量の地図フォーマットを組み合わせ,2秒程度で地図が表示されるようになっている」(大西氏) C3003PにはこのMviewerがプリインストールされており,ユーザーは高速に表示される地図を無料で利用できる。これまでのGPSケータイに比べると,何より「今どこにいるのか知りたい」というニーズに素早く応えられるようになったのが大きい。C3003Pユーザーは,現在の地図を表示する「今ここマップ」と,電話番号や住所から場所を検索して地図を表示する「地図検索」の2つを無料で利用できる。
筆者はCEATECの際に,C3003PでMviewerが動作しているのを見ているが,そのときはWebブラウザなどと同じように携帯に組み込まれたネイティブアプリケーションだと思っていた。「CEATECの当時よりも断然速くなっている」(大西氏)
海外のBREW端末たち海外では,韓国のKorea Telecom FreeTel(KTF)が既にBREW端末を投入し,米Verizonもこの春からサービスを予定している。それら海外のBREW端末を写真で見ていこう。
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