今度のCLIEはフリップタイプ,デジカメ内蔵,キーボード付き──ソニー,新CLIE「PEG-NR」シリーズを発表ソニーは,フリップタイプの新しいCLIEを発表した。デジタルカメラを内蔵,ハードウェアキーボードが搭載された。CPUにDragonball Super VZ/66MHzを搭載,液晶画面はソフトウェアグラフィテイのオンオフが可能で,最大320×480ピクセルの画面表示を実現した。
ソニーは3月11日,PEG-Nシリーズの後継となる新しいCLIE,「PEG-NR」シリーズ2モデルを発表した。10万画素CMOSカメラ内蔵モデル「PEG-NR70V」と,カメラ無しモデル「PEG-NR70」が用意され,市場予想価格はそれぞれ6万円前後,5万円前後。PEG-NR70Vは4月13日,PEG-NR70は3月23日より発売される。 PEG-NRシリーズは,320×480ピクセルのバックライト付き半透過型TFTカラーディスプレイを搭載,グラフィティエリアのオンオフにより,大画面での表示が可能となった。CPUにはPalmデバイス初搭載となるDragonball Super VZ/66MHzが採用されている。ボディは,シルバーの全面マグネシウムで強度面が強化された。 新モデルでは,携帯電話のように折りたためるフリップ式を採用。カバー部に320×480ピクセルのディスプレイ,本体部表面にPCと同配列のハードウェアキーボードとアプリケーションボタンおよび上下ボタン,本体側面にジョグダイヤル,ホールドボタン,バックボタンなどが備えられている。カメラはちょうつがい部分に搭載され,回転させて撮影することも可能。利用しないときには収納しておくことができる。 ディスプレイは,開けたままの状態でハードウェアキーボードと合わせて利用できるほか,180度回転させ本体の上に重ねることで従来のスタイルでも利用できる。 PEG-N750同様,ATRAC3,MP3に対応した音楽再生機能も標準で備え,追加投資することなく音楽を楽めるなど,マルチメディアPDAとしての大幅な機能強化が図られている。 また,オプションで発売予定のメモリースティック型Bluetoothカードを利用することで,対応するCLIE同士でのチャット機能付き対戦ゲームや,Bluetooth内蔵携帯電話とのワイヤレス通信,Bluetooth内蔵PCとのワイヤレスHotSyncが行える。
流行りのデジタルカメラを内蔵PEG-NR70Vには,携帯電話や先に発表されたシャープの「MI-E25DC」 (3月5日の記事参照) に搭載されるなど,Mobile機器への標準搭載が進んでいるデジカメ機能が内蔵された。 カメラは既に発売されているメモリースティックカメラモジュール「PEGA-MSC1」 (11月20日の記事参照) と同等の10万画素CMOSイメージセンサが内蔵される。本体ちょうつがい部分横にキャプチャーボタンが用意され,押すだけでキャプチャ用ソフトが起動する。 10秒のセルフタイマー機能のほか,CLIEを横にして撮影可能な90度の回転保存,3種類から選べる撮影時のキャプチャ音などの機能を装備。撮影した画像は付属のイメージビューワ「PictureGire Pocket Ver 2.2」やフォトスタンドソフト「Photo Stand Ver 1.3」,PC用画像編集ソフト「Picture Gear 4.5Lite」との連携で,320×480ピクセルでのBGM付きスライドショー表示や,カレンダー表示が可能だ。 撮影した画像は,本体メモリに「Picture Gear Pocket Format」 (PGP) 形式で保存可能。新たにメモリースティック保存時にはJPEG (DCF) 形式での保存が選べるようになった。 本体にカメラを内蔵していないモデル「PEG-NR70」では,オプションのメモリースティックカメラモジュールでカメラ機能を利用できる。
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