写真とムービーで見る,CLIE PEG-NRシリーズインプレッション

3月11日に発表された新しいCLIE PEG-NRシリーズは,フリップタイプのボディにハードウェアキーボードを備えたまったく新しいタイプのPalmデバイスだ。発表会場で公開されたCLIEを写真とムービーで徹底紹介しよう。

【国内記事】 2002年3月12日更新

 今回発表された新CLIEのスペックは既報の通りだ。「フリップ型の新しいボディ」と「320×480ピクセルの縦長ハイレゾ液晶」「全42キーを持つキーボード」「10万画素CMOSカメラ(PEG-NR70Vのみ)」といった要素がCLIE NRシリーズの大きな特徴となっている。

一回り大きくなったボディ。しかし作り込みは十分

 ソニーが「ウィングデザイン」と呼ぶボディは,折り畳み式携帯電話のようなフリップ構造となっている。ただ,液晶のあるフタの部分は回転するようになっており,フタを空けた状態でも閉じた状態でも液晶パネルを正面に向けられる。

NRシリーズを操作している様子 NRシリーズを操作している様子のQuickTimeムービー(13秒/1.1Mバイト)。動きはスムーズ


フタを閉じ,液晶を正面に向けた状態(ターンスタイル)。この状態だと「少し大きめのPalmデバイス」に見えるが,アプリケーションボタンの操作はできない


フタを空けた状態(オープンスタイル)。キーボードを使うときはこの格好にする


オープンスタイルは写真の状態まで広げられる。この状態で設置してもフタ部が持ち上がるような重量バランスになっている


回転機構部は写真の方向のみ。それなりに強度は考えて作られているそうだが「無理な力を加えるのは禁物」とのこと

 NRシリーズのボディはマグネシウム素材で覆われている。触れた感じはTシリーズに似ている。色はいまのところシルバーのみだが,この色もTシリーズのサテンシルバーモデルに近かった。

 サイズや重さは大きくなっている。PEG-T600Cと比べると,上下幅が約2センチ,重量が約60グラム増している。PEG-N700C/N600C/N750Cらと比較してもそれぞれ約2センチ,約40グラム大きい。しかし厚みについては,閉じた状態で約17ミリとなっており,これはPEG-T600Cと比べると5ミリほど厚いが,PEG-N700C/N600C/N750Cらとはほぼ同じ(スペック上ではNRのほうが0.1ミリ薄い)である。

 実際に操作しているときは見た目のインパクトから「大きいな」とは思うものの,それによって「疲れる」とか「邪魔」といったマイナス要素は感じさせられなかった。ただ,胸ポケットに入れたりすると「いつも通りではない」くらいの感触はある。


PEG-T600C(左)とPEG-NR70V(右)を正面から見た様子


PEG-T600C(左)とPEG-NR70V(右)を横から見た様子。ターンスタイルだとPEG-NR70Vのほうが若干厚い


オープンスタイルだと逆にPEG-NR70Vのほうが若干薄くなる。ちなみにNRシリーズのフタ部とキーボード部の厚みはほぼ同じ

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[濱田宏貴,ITmedia]

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