アップル製品をBluetooth対応に──アップル，D-Link製Bluetoothアダプタ対応ソフト公開へ

アップルは同社のUSBポートを備えたMacintoshでBluetoothを利用可能にするBluetoothアダプタ対応ソフトを公開すると発表した。D-Link製Bluetooth USBアダプタをMacintoshで利用可能になる。

【国内記事】

2002年3月21日更新

　アップル コンピュータは，3月21日，Macworld Tokyo の基調講演にて，D-Link製Bluetooth USBアダプタをMacintoshで利用可能にするBluetoothソフトウェアを5月中旬より配布予定であると発表した。

　これにより，MacintoshでBluetooth内蔵携帯電話とのワイヤレスインターネットアクセスが実現するほか，アダプタを差したMacintosh同士でのデータのやりとり，Bluetooth対応のPalmデバイスなどとのワイヤレスによるデータ同期などを行えるようになる。

　現時点での動作確認機種は，4月に発売されるPalm製Palm Bluetoothカード，ソニー製のCLIE用Bluetoothアダプタ（アップルによれば「PEGA-BT700」で動作を確認），NTTドコモの「パルディオ633S」 など。

　プレビューソフトウェアは本日から公開され，同社サイトからダウンロードできる。

　Bluetooth USBアダプタは，USBポートを備えMac OS X v10.1.3が動作するMacならどの機種でも，差し込むだけですぐに利用可能。接続可能な範囲にあるBluetooth対応機器を自動的に見つけるため，リスト表示された使用するBluetooth対応機器を選んで"Pair"ボタンをクリックするだけで接続できる。アダプタはBluetooth 1.1に準拠している。

　Bluetoothアダプタは，5月上旬よりアップルのオンラインストアApple Storeにて6000円で発売される。

基調講演でデモンストレーションも

　基調講演では，Bluetoothアダプタ「D-Link Bluetooth USB Adapter」を使ったPalmデバイスとのBluetooth HotSyncのデモが行われた。

基調講演で発表されたBluetoothアダプタ。基調講演では，プロファイルなどに関する詳細な発表はなかった

　また，ソニーの Bluetoothモジュールを使って，Bluetooth経由のHotSyncができるようになるというデモも行われた。

スクリーンに写し出されたソニーのBluetoothモジュール「PEGA-MSB1」

Bluetooth経由でのHotSyncの模様

[田中裕子，後藤祥子，ITmedia]

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