2004年,モバイルコンテンツなどの市場規模は2倍強に──MCPC予測モバイルコンピューティング推進コンソーシアムは,2004年度までのモバイルコンピューティングの需要予測と市場規模予測を発表した。2001年度に1470億円のコンテンツ市場は,2004年度には3580億円まで拡大すると予測している。
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は,2001年度から2004年度までのモバイルコンピューティングの需要予測と市場規模予測を実施した。 それによると,モバイルコンピューティング利用者数はゆるやかに拡大。携帯電話の累計契約者数は,2001年度の6610万人から,2004年度には7820万人に達する。また,PHSも2001年度の620万人から2004年には640万人と微増となる。 合計では,2004年の移動体通信利用者は8460万人,人口普及率66.8%に達する。
またモバイルコンピューティング需要は,2001年度においては「携帯電話やPHSといった移動体通信端末のみによる単体利用が牽引役」(MCPC)になる。Javaにも対応したブラウザフォンは,手軽に活用できるインターネットアクセス端末として広く定着し,法人ユーザーにおいても端末のみで企業ネットワークとリンクして活用するニーズが広がる。 その結果,モバイルコンピューティング利用者は5180万人,利用率71.6%に達する。 2002年度以降は,次世代携帯電話サービスによりデータ通信需要が高まる。またモバイルEC,ITSと連携した車載システム市場も,モバイルコンピューティングの新分野として確固たる地位を築くと予想している。 その結果,2004年度のモバイルコンピューティング利用者は,6520万人,利用率77.1%に達すると推測している。
コンテンツ市場やハードウェア分野も急拡大契約者数の伸びはゆるやかだが,各市場規模は2004年度には2001年度の2倍近くになるとMCPCでは予測する。 2001年度のコンテンツ市場が1470億円なのに対して,2004年度は3580億円と倍増。2003年度からは次世代携帯電話サービスが本格的に立ち上がってくることから,「大容量のデータをやりとりする画像通信や音楽情報など質の高い有料コンテンツのトラフィックが飛躍的に拡大」(MCPC)する。 さらに移動体通信端末と情報機器を合わせたハードウェア分野の市場規模も,2001年度の6120億円から2004年度には1兆1380億円まで拡大すると推測されている。
MCPC予測による。モバイルコンピューティング市場規模の推移
関連リンク [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |