松下通工,ザウルスと連携可能なHDD内蔵カーナビを発表

【国内記事】 2002年4月9日更新

 松下通信工業は4月9日,16GバイトのHDDを搭載したカーナビゲーションシステム「HD-navi HD9000」を5月15日に発売すると発表した。HDD搭載カーナビを発売するのは,ケンウッド,パイオニアに続いて3社目。ネットを利用してデータを書き換えられる点が特徴だ。


 新製品は7V型インダッシュTV付属の「HD9000SD」(34万8000円),7V型テレビ付属「HD9000WD」(31万5000円),「HD9000D」(19万8000円)の3モデル。

 HDDを搭載しているため,(1)データの書き込み/書き換えが可能,(2)地図データの大容量化,(3)検索時間などの高速化──などが特徴。データ書き込み/書き換えは付属SDメモリーカード(16Mバイト)を利用して行う。PCでネットから最新ランドマークや新機能ソフトをダウンロード,カーナビ本体のスロットにSDカードを装着してHDD内のデータを書き換える仕組みだ。

 ダウンロードサービスは6月から開始する。2〜3カ月ごとにコンビニやガソリンスタンドなどのランドマークを配信する予定。また拡張機能もダウンロード提供する予定で,目的地周辺の駐車場を探せる機能やFM文字多重放送データをHDDに自動保存し,音声合成で読み上げてくれる機能などが追加できる。

 SDカードに地図データを切り出し,シャープの「ザウルス」で閲覧できる機能も備えた。

 大容量化により,地図データを6万5000色に強化。HD9000SD/HD9000WDに付属するワイドVGAディスプレイを利用してフルカラー表示が可能。運転席から見える風景を3D表示するなど,立体表示関連の機能が充実している

 さらにデータベースも拡充。施設データを440ジャンルに細分化し,近い順や50音順による並べ替えのほか,エリアやキーワードによる絞り込みも可能だ。さらに曜日/時間規制を考慮した検索が細街路でも可能になっている。また1度走行したルートを自動的に記録し,ユーザーがその中から便利なルートを登録することができる機能も搭載した。

 転送方式にUltra ATAを採用。DVDの約20倍のデータ転送レートを活かし,ルート探索などが高速化しているという。

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[ITmedia]

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