手のひらサイズのWindows XPマシン「バイオU」速攻&徹底検証:
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【国内記事】 | 2002年4月17日更新 |
本体を操作するために持ったり机に置いたりしたときも同様にPCG-U1は小ささを実感できる。ネックとなる厚みが隠れることと,横幅の小ささが目立つためである。ただ,この時の小ささがよいのかどうかは別問題である。詳しくは「(3)ディスプレイ/キーボード/ポインティングデバイス」で述べるが,ディスプレイの視認性やキーボードの操作性に影響が出てくるからだ。
両手で持った状態でも全てのキー/ボタンを操作できる(できそうな)PCG-U1
横幅があり,またポインティングデバイスの関係上「片手で支えて操作はもう一方の手で」というスタイルになってしまうLOOX S。ただ,ほんの数十グラムの違いでは違いは感じない
電車などでの利用を想定して膝の上で使ってみている様子。横幅のあるLOOX Sは左右の人に気を遣ってしまいそう
PCG-U1の軽さはいつ感じられたのだろうか? それは「目をつぶって片手でそれぞれの本体を持ったとき」だけであった。逆に「目を開けて本体を持ち上げようとしたとき」は,バイオC1やLOOX Sよりも重くすら感じる。
これは見た目の大きさ(横幅や奥行きが目立つ)と重量のバランスの違いによるものだ。PCG-U1は「見た目では小さいはずなのに思ったよりも重い」と感じるのに対し,バイオC1やLOOX Sは「見た目は大きいのに思ったよりも軽い」と感じるのだ。どちらにせよ,バイオCとの約200グラム,LOOX Sとの約70グラムという違いは,体感できないか,できてもさほどの差ではないようだ。
PCG-U1は小さい。鞄やバッグに入れるときにそれを実感できることもわかった。ただ,軽さについては,従来のサブノートの域を超えるレベルではない。
「PDAとノートPCの中間層を狙う」「小さいノート」というコンセプトを聞くと,重さの面でもノートPCよりは軽くPDAより若干重いぐらいを想像してしまうが,同じだけのアイテム(携帯電話や財布など)が入った鞄にソニーのPDA「PEG-NR70V」(特集記事参照)を入れるのとPCG-U1を入れるのとでは鞄全体の重さは格段に異なる。
サイズやウェイトに関して,PCG-U1は確かにがんばったと思う。ただ,「今の鞄に+800グラムだけでパソコンが持ち運べるようになる!」というのであれば,従来のモバイル重視のノートでも同様のことは可能だった。PCG-U1の真価は,これから特集で検証していく「これまでの鞄+800グラムの結果,どのようなことが可能になるのか」にかかってくる。
[濱田宏貴,ITmedia]
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