小型軽量XPノートPC,ビクター「InterLink」ファーストインプレッションビクター初のWindows XPマシンは,小型軽量のPentium搭載機。派手な機能は特にないが,高い基本スペックを備えつつ,低価格を打ち出してきた。
日本ビクターが,小型軽量のWindows XPマシン「InterLink」を発表した(4月23日の記事参照)。“最軽量”の名こそ,ソニーの「バイオU」(4月17日の記事参照)に奪われたが,軽さを追求しつつもパフォーマンスにこだわったマシンだ。 「ターゲットはパワービジネスマン」とビクターが語るInterLinkは,価格もPentium III-M/800MHzを搭載する「MP-XP7210」で21万円前後,Celeron/650MHzを搭載する「MP-XP3210」が16万円前後と安価に抑えている。各部の写真と共に,ファーストインプレッションをお届けしたい。
あえて“飛び道具”を用意せず,基本性能で勝負InterLinkを見て,最初に感じるのは「基本性能で真っ向勝負」に出たということだ。最近のミニノートPCでは,バイオC1のようにテレビ録画を可能にしたり,「LOOX S」のように無線LANやAirH"を内蔵したりと,単なる小さなPCではない機能を盛り込んでいるものが多い。 しかしInterLinkは,ポート類やギミックの搭載よりも,徹底的に基本性能のブラッシュアップを図っている。 「Crusoeではなく,Pentiumを搭載した」──ビクターが何度もアピールするように,InterLinkの最大の特徴はここかもしれない。
B5相当サイズのミニノートPCのCPU一覧 ビクターによると,CrusoeはPentiumに比べて動画再生時などにコマ落ちが発生する場合が多く,処理能力や起動時間においてPentiumのほうが勝っているという。また,消費電力の点でもPentiumはCrusoeに劣らぬレベルに達しているという。
外部バッテリーを標準付属InterLinkが面白いのは,2種類のバッテリーを使い分けられること。本体に内蔵されているバッテリーで約2時間動作し,さらに付属の標準バッテリーを付け足すことで6時間の連続駆動を実現する。オプションとして大容量バッテリーも用意され(3万円),こちらを使えば約10時間の駆動が可能になる。
ちなみに容量は,内蔵バッテリーが1250mAh,標準バッテリーが2000mAh,大容量バッテリーが4000mAh。 重さとバッテリー駆動時間を,ライバル機種たちと比較すると以下のようになる。
最新のミニノートPCの中では,無線LANなどを内蔵していない点が評価が分かれるポイント。しかし,発売時にはその点も考慮した販促も行われるようだ。
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