AirH"対応音声端末第3弾,三洋「RZ-J700」登場(1/3)

大ヒットしたfeel H"「RZ-J90」の後継機として,AirH"にも対応した音声端末「RZ-J700」が登場した。各種スペックだけでなく,操作性が大きく向上したJ700を,2回に渡って見ていこう。

【国内記事】 2002年4月25日更新

 AirH"対応の音声端末の第3弾として登場したのが三洋電機の「RZ-J700」。なめらかな曲線で構成されたボディデザインを持ち,AirH"対応に加えて32和音化されたfeel sound,急速充電対応と新機軸が盛り込まれた製品になっている。

スリム,軽量ボディに大型液晶と機能を満載

 三洋電機製のRZ-J700は,DDIポケットが「インテリジェントH"」というブランド名で展開するAirH"対応音声端末としては3機種目。KX-HV200,KX-HV50はディスプレイが異なるだけの製品だったから,実質的には2機種目のAirH"対応音声端末だ。なおfeel H"ブランドではないが,着信メロディ機能であるfeel soundは,健在どころか最強の仕様になっている。

 J700は,同社の前モデルとなるRZ-J90から大幅に機能強化されていることはもちろん,ほかのH"端末にない機能を多く備える。それでいて他社の携帯電話端末を含めても最軽量クラスとなる重量90グラム,折りたたみ時の厚みも22.5ミリに抑えられている。

 松下製のKX-HV200はカタログスペック上は19ミリと格段に薄いが,これはアンテナ収用部の突起を含んでいない。実質的な携帯性はJ700とKX-HV200では,ほとんど変わらない。


中央がRZ-J700,右が前モデルとなるRZ-J90,左がKX-HV200。デザイン,サイズ共にRZ-J700とRZ-J90は酷似している。また直線的なデザインのKX-HV200だが,RZ-J700もサイズ的にはほとんど同じ


RZ-J700はRZ-J90より薄くなった。KX-HV200と比較すると一見厚みがあるが,アンテナ収用部の突起まで考慮するとRZ-J700の方が薄いともいえる

 軽量,スリムでありながら,ディスプレイ部は2.12インチと現在の折りたたみ型の標準である2インチより一回り大きい。132×176ピクセル,6万5536色表示の半透過型TFT液晶であり,明るい場所での視認性も確保されている。


KX-HV200と比較すると一回りディスプレイは大きく,発色も派手目。視認性は良好だが,画面によっては黄色みがかって見えることもある


前モデルRZ-J90とは明るさも発色も異なり,視認性は大幅に向上。RZ-J90は1年半前の製品で,初期のSTN液晶を使っており,比較すること自体が間違っているとも思うが

 この大型ディスプレイに加え,AirH"対応,32和音化されたfeel soundと機能も強化されている。KX-HV200のようにワンタッチオープンといったギミックこそないが(2001年12月の記事参照),デザインもさほど好き嫌いの出るタイプではなくまさに正当な進化を遂げている。

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[坪山博貴,ITmedia]

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