Mobile:NEWS 2002年5月21日 07:01 PM 更新

KDDI、日立製ムービーケータイを参考展示

KDDIの“ムービーケータイ”といえば、現在のところ東芝製の「C5001T」のみ。ビジネスシヨウのKDDIブースでは、ひっそりと新型ムービーケータイが参考展示されている。

 KDDIは5月21日、東京・ビッグサイトで開催されている「ビジネスシヨウ 2002 TOKYO」の展示ブースで、日立製作所製と見られるムービーケータイの新機種を参考展示した。


ダイヤルキー周りはいたって普通。唯一側面のスライドスイッチが、日立製であることを主張している。残念ながらカメラは付いていない

 新端末は型番なども明らかにされていないが、「ezmovieに対応した第3世代携帯電話」(説明員)。折りたたみ型で背面には細長いサブディスプレイも配置されている。また、側面にはサブディスプレイ操作用のボタンのほか、日立製端末にお馴染みの「きくばりスイッチ」(5月15日の記事参照)らしきもののも見える。

 現在唯一のムービーケータイである「C5001T」との違いは明かされず、「KDDIが引き続きムービーケータイに取り組んでいることをアピールするための出展」(説明員)だという。具体的な発売の計画や時期も明らかにはされなかった。展示機はムービー再生こそできるものの、そのほかのメニューは表示さえされなかった。

 また、展示機の背面には、「SuperH Mobile Application Processor」の文字が踊り、この端末に2.5G携帯向けアプリケーションプロセッサ「SH-Mobile(旧名S-MAP)」が搭載されていることを示唆している(4月15日の記事参照)。SH-Mobileは日立が開発したプロセッサで、この春から量産が開始されているもの。動画の再生もこなすパフォーマンスを持つといわれている。


端末としての完成度もまだまだ低いようだが、既にピンク、シルバー、ブラックの3色が展示されていた

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▼ KDDI

[斎藤健二, ITmedia]

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