ケータイ技術研究所 1
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ケータイ技術研究所は、雑誌『iモードスタイル』(ソフトバンク パブリッシング刊、毎月23日発売)との共同企画です。今回のテストでは、旭光通商にお邪魔し、「PR-650」マルチ分光測色計をお借りした。暗室で各端末に全面白/全面黒の画面を表示し、バックライトを表示した状態で輝度およびスペクトル分布の計測を行った。 |
今回測定した端末は以下の通りだ。
機種 | 液晶サイズ | 実色数 | 表示方式 | 駆動方式 |
J-SH51 | 2インチ | 6万5536色 | 半透過 | TFT |
A3012CA | 2インチ | 6万5536色 | 半透過 | TFD |
N503iS | 2インチ | 4096色 | 透過 | TFT |
P503iS | 2インチ | 256色 | 半透過 | STN |
F503iS | 2インチ | 4096色 | 反射 | TFT |
D503iS | 2インチ | 4096色 | 半透過 | TFD |
SO503iS | 2.1インチ | 6万5536色 | 透過 | TFT |
N211i | 1.9インチ | 4096色 | 半透過 | STN |
P211i | 1.8インチ | 6万5536色 | 半透過 | GF |
F211i | 1.8インチ | 4096色 | 半透過 | TFT |
D211i | 1.56インチ | 256色 | 半透過 | STN |
SO211i | 1.74インチ | 4096色 | 半透過 | STN |
こう並べてみると、実にさまざまな液晶が使われているのが分かる。全体的な傾向を見ると、屋内ではバックライトを使い、屋外では太陽光を反射させて画面を表示する半透過型が主流だ。ただし、N503iSやSO503iSのように美しいという評価を得ている端末が透過型なのにも注目だ。
圧倒的に明るい、N503iS
全12機種の計測結果は、以下の通りだ。黒を表示した際の輝度を最低輝度、白を表示した際の輝度を最高輝度とし、最低輝度から最高輝度までをグラフの棒にして表した。単位は、単位面積当たりの光束の量であるカンデラ/m2(cd/m2、以下カンデラ)。
約220カンデラと、圧倒的な輝度を見せたのはN503iS。ノートPCの液晶と比べても遜色ない明るさだ。多くのユーザーがN503iSの液晶を“美しい”と評価しているが、数値的にも裏付けられた。続いてSO503iSの約71カンデラ、J-SH51の約70カンデラ、A3012CAの約65カンデラと続く。
[九条誠二, ITmedia]
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