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2002年5月30日　06:51 PM 更新

NEC、PDA用音声通訳ソフトを成田で実験

　NECとNECカスタムテクニカは、PDA向け音声通訳支援ソフトの実証実験を、5月31日から新東京国際空港(成田空港）で始める。PDAに音声入力した日本語や英語を翻訳、音声で読み上げることができるという。

　同社のPC用英会話ソフト「たび通（アメリカ旅行編）」の機能をPocket PC 2002に対応させた。音声認識／翻訳／合成エンジンを備え、PDAに音声入力した日本語や英語を翻訳して読み上げることができる。

　実験はワールドカップ開催期間中の5月31日から6月30日まで実施。実際に空港内の一部店舗で外国人観光客への接客に利用してもらうほか、6月下旬には空港内に設けた特設ブースで旅行客に利用してもらい、評価を行う。実験には国土交通省と新東京国際空港公団が協力する。

　実験結果を基にソフトを改良し、実用化を目指す。今後は英語以外の言語にも対応させるほか、PDAなどに入力した音声を無線経由でサーバに送信して、音声認識／翻訳／合成処理を行う通訳支援サーバシステムなどを開発するとしている。

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