Mobile:NEWS 2002年5月31日 08:47 PM 更新

強力な3Dキャラに自信──バンダイの504iアプリ

バンダイネットワークスは、キャラクターの魅力をフィーチャーした504iアプリをラインアップしている。エイチアイと開発した3Dポリゴンエンジンによるキャラクターのリアルさは注目だ

 ガンダムやアフロ犬など、キャラクターをフィーチャーしたiアプリを得意とするバンダイネットワークス。その同社が504iシリーズ向けiアプリでもキャラクターの魅力を全面に押し出したコンテンツをラインアップしている。

 同社はエイチアイとともに携帯端末で3Dポリゴンキャラクターを描画可能にするソフトウェア「Mascot Capsule Engine/Micro3D Edition」を開発(5月22日の記事参照)、早い段階から3Dの仕様に関わってきた。そのため「3Dキャラクターの作り込みもソフトウェアの機能をフルに生かしたものになった」(バンダイネットワークスコンテンツ開発部モバイル企画チーム、上手亮氏)と自信を見せる。

 待ち受け画面に3Dで動くガンダムやアフロ犬などを表示できる「3Dキャラっぱ!」では、その表現力を実感できる。ガンダムの待ち受けiアプリを試してみたところ、サーベルを振り回しながら周囲をうかがうキャラクターの動きは実に滑らか。数字キーを使ってガンダムにビームライフルを撃たせたりビームサーベルを振り回させるなどといったアクションを起こさせたり、回転および縮小拡大させたりといった動作が行えるが、反応速度やモデルの陰影、サーベルから出るビームの透明感など、実にリアルに表現されている。


拡大、縮小も思いのまま


ビームサーベルをふるいながらぐりぐり動くガンダム

 また、ユーザーを楽しませるための工夫も随所に盛り込まれている。「月に5〜6回、イベントが発生する仕組みを用意している。例えばガンダムの場合は、ストーリー中の有名なシーンがテキストと画像で紹介されたり、新しい壁紙の入手、別のモビルスーツへのキャラの変更などのイベントがランダムに起こる」(バンダイネットワークスコンテンツ開発部、板橋徹氏)


オープニング画面(左)とメニュー画面(中)。セイラとの通信も可能だ

(C) 創通エージェンシー・サンライズ (C) エイチアイ・バンダイネットワークス 2001

 同社はこれまでも待ち受け画像サービス「キャラっぱ!」を提供していたが、504iの3Dエンジンや待ち受け機能によって「コンテンツの理想としていた機能が実現した」(板橋氏)という。「キャラクターをフィーチャーしたコンテンツを作る上で、携帯の画面上に待ち受けとして常駐させられるのは大きい。アプリの容量が増えたことにより1つのアプリで実現できることも増え、より広い世界観を小さな携帯の画面内で表現することが可能になった」(同)。

 また、バンダイネットワークスは504iの赤外線機能(5月23日の記事参照)を「携帯電話対おもちゃ」で利用することを考えているという(5月9日の記事参照)。「携帯電話同士の赤外線機能のやりとりで実現できることも興味深いが、おもちゃとの連携でバンダイらしい赤外線の使い方を提案したい」(板橋氏)

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[後藤祥子, ITmedia]

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