Mobile:NEWS 2002年6月5日 11:25 PM 更新

富士通、生分解性プラスチック部品をノートPCに採用

富士通と富士通研究所は6月5日、生分解性プラスチックをノートPCのきょう体部品に採用できる技術を開発したと発表した

 富士通と富士通研究所は6月5日、生分解性プラスチックをノートPCのきょう体部品に採用できる技術を開発したと発表した。同社によると、ノートPCのきょう体部品に生分解性プラスチックを採用するのは世界初。

 トウモロコシやジャガイモなどの植物を原料とするポリ乳酸系組成を調整、最適化したことで、現行のPC/ABS樹脂と同等の強度と収縮率を実現した。これにより、ノートPCへの利用が可能になったという。

 ノートPC「FMV-BIBLO NB」の部品の一部に採用した。2004年にはきょう体全体に生分解性プラスチックを採用するとしている。


 生分解性プラスチックは、廃棄されても、地中の微生物の働きによって二酸化炭素と水に分解される特徴を持つ。また焼却された場合でも、ダイオキシンなどの有害な化学物質は発生しないという。さらに製造に必要なエネルギーも、従来品に比べ約50%少なく、環境への負荷を低減できるとしている。

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