Mobile:NEWS 2002年6月5日 02:34 AM 更新

ストレートより薄い16.8ミリの衝撃〜「P504i」(1/2)

504iの最後を飾るP504iは、美しい液晶を備え、大きな着信メロディ、高速なiアプリとハードウェア的に最高峰といえるものを詰め込んだ。そしてそのボディはストレートタイプよりも薄い、16.8ミリ厚を実現している

 504iシリーズの最後を飾る、「P504i」が発売された。トリにふさわしい、ハイスペックなハードウェアを惜しげもなく盛り込んだ端末だ。ZDNetが購入したP504iの各部のようすを、写真で見ていこう。


 ちなみに、都内量販店での価格はほかの504iシリーズに比べて少々高め。新規で3万2800円、機種変更が3万6800円だった。

端末新規機種変
P504i3万2800円3万6800円
SO504i2万9800円3万3800円
N504i2万9800円3万3800円
D504i3万1800円3万5800円
F504i3万1800円3万5800円
都内量販店など。ZDNet調べ

ストレートより薄い! 16.8ミリの衝撃

 デザインこそ、「P211i」と「P503iS」を組み合わせた感のあるP504iだが、実際に手に取ってみると驚くべきはその薄さ。16.8ミリという厚みは、携帯最薄だ。コンマ1ミリまでスペックとして出してくるあたり、松下通信工業の自信がうかがえる。

キャリア端末名厚さ重量
ドコモP504i16.8ミリ99グラム
ドコモF504i26ミリ105グラム
ドコモD504i26ミリ110グラム
ドコモN504i24ミリ105グラム
ドコモSO504i29ミリ120グラム
auA3012CA25ミリ106グラム
J-フォンJ-SH5128ミリ108グラム
ツーカーTK1219ミリ87グラム

 最近の端末は、世代を経るごとに重くなる傾向さえある。503iシリーズではSO503i以外すべて100グラムを切っていたが(2001年5月の記事参照)、最近ではほとんどの端末が100グラムを超える。「機能が増えれば重くなるのは仕方がない」とはいえ、そんな中で100グラムを切ったP504iには執念さえ感じられる。


ストレート型のP503iとP504iを並べてみた。なんと、P504iのほうが薄い。スペックを見ても、P503iは厚さ17ミリ。コンマ2ミリにかけたP504i開発陣の意地がうかがえる


薄さは、スペック値だけではない。“最薄部が○○ミリ”と表記する家電製品が多い中、P504iはアンテナ収納部の突起もない。ヒンジ部にアンテナを設けながら、背面、側面共にほぼフラットになっている


電池は680mAhのリチウムイオン。この電池パックの厚み自体は、ほかの504iと同じくらいだ。つまり、ボディの下半分は電池以外何も入っていないようなのだ。“電池の厚みがボディの厚さを決定したのか?”とさえ思わせる。また、薄型化のためか、ピンジャック型のイヤホン端子は姿を消し、平型の端子が搭載されている

 薄いだけでなく、ヒンジ部左には「ワンプッシュオープンボタン」も備えた。DDIポケット向けPHS「KX-HV200」と似た機能だ(2001年12月の記事参照)。普通に押すと120度程度まで開くのだが、端末の角度を変えたり、手首のスナップをきかせるとワンプッシュで完全に開くこともできる。ボディのオープン、クローズに合わせてメロディを鳴らすことも可能。

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[九条誠二, ITmedia]

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