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2002年6月6日　08:00 PM 更新

今秋発売のFOMAのiアプリは504i相当〜ドコモ夏野氏

2002年秋、といわれているFOMAは、かなりの高級端末になりそうだ。動画メールや電池の持ち時間の向上のほか、Javaも504i相当になっている

　D2コミュニケーションズが6月6日に都内で開催した「モバイルマーケティングセミナー」の基調講演に、NTTドコモのiモード企画部長である夏野剛氏が登壇した。

　先週発売した504iシリーズの特徴の1つである待ち受けアプリなどの特徴を語り、PDC向けのiモードでもFOMA向けのiモードでもサービスは同じであることを強調。「秋以降に出るFOMAには、この504iのJavaが載る」と語った。

　ドコモは、下期にはFOMAに「映像メール」のサービスと対応端末を提供するほか、端末も電池の待ち時間を向上させることを明らかにしている。また、WAP2.0対応のデュアルブラウザを、秋以降発売のFOMA端末に搭載することも発表済みだ（5月23日の記事参照）。

　期待される新FOMA端末のメーカーは明らかになっていないが、東芝は秋投入に向け、カメラを内蔵しテレビ電話やiモーションにも対応したFOMA端末の開発を表明している（1月30日の記事参照）。

　夏野氏が常々強調するように、サービスの面で見れば第2世代も第3世代も同じだ。iモーションのように、高速なプラットフォームにしか載らない技術もあるが、基本的には「2Gと3Gは、ベアラ（通信方式）の話をしているだけで、その上で動いているものは同じ」（夏野氏）。

　ドコモがFOMAの本格展開を進めるに従って、FOMA対応を進めるコンテンツプロバイダも増えている。しかし「ユーザー数はまだ少ない」と不安げに語る声も聞かれる。夏野氏は、「安心して2G（現行のiモード）のビジネスを広げていただければ、そのまま3Gに展開できる」と、第3世代に不安を感じる必要がないことを強調した。

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[斎藤健二, ITmedia]

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