Mobile:NEWS 2002年6月14日 00:09 AM 更新

モバイルフラッシュ非対応ながら写メール機能を強化「J-T07」

7月上旬発売予定の東芝製「J-T07」は、写メール機能に重点を置いて開発された端末だ。Javaアプリこそ利用できないが、有効画素数10万画素のCCDモバイルカメラを搭載、約500枚の画像を保存できる

 7月上旬以降発売予定の東芝製「J-T07」は、写メールにこだわった折りたたみタイプの端末。モバイルカメラに有効画素数10万画素のCCDモバイルカメラを搭載、液晶は2.1インチ6万5536色表示のポリシリコンTFT液晶を採用している。

 Java機能を廃し、保存可能な画像は約500枚。撮ることと見ることにこだわったJ-T07を写真でご紹介しよう。

 なお、今回試用した端末は開発中のものであり、製品版とは異なる場合があることをご了承いただきたい。

位置づけは「J-T06」の後継


本体写真。スピーカーは十字キーの裏に当たる部分に搭載。ストラップホールは右下に

 J-T07は、ストレート端末「J-T06」の後継という位置付けになる。ソフトウェアキーの配置や割り当てられた機能はほぼ同じ。メニューキーからアクセスできる4つのジャンルは従来の「東芝サイト」が「カメラ」に変更になった。


ソフトウェアキーや十字キーに割り当てられた機能はほぼ同じ。J-T06ではクリアキーに割り当てられていたメモが、本体側面のシャッターボタンに割り当てられ、SGボタンの名称がメニューボタンに変わった


メニューボタンからアクセスできる4つのジャンル

 J-T06に設けられていたJavaアプリへのアクセスボタンはJ-T07では省かれている。またJ-T06の大きな特徴であったモバイルフラッシュも、J-T07には搭載されなかった。J-フォン広報によれば、従来機種に付属したモバイルフラッシュはJ-T07で利用できず、オプションで対応するモバイルフラッシュをリリースする予定もないとのことだ。

 液晶はJ-T06の120×160ピクセル表示のGFカラー液晶から144×176ピクセル表示のポリシリコンTFT液晶へと進化を遂げ、明るさ、視認性共に向上している。


本体右側面には、通常利用時にはボイスメモの登録、カメラ機能利用時にはシャッターとして利用できるボタンが搭載されている


本体背面。カメラには自分撮り用のミラーがある


充電時にはカメラを囲むブルーの部分が光る。中央下部にはシャンパンの泡をイメージしたというイルミネーションを搭載、発信や着信時に7色に発光する仕様

注目のカメラ機能は

 カメラはJ-T06では仕様が非公開となっていたが、J-T07は有効画素数10万画素のCCDモバイルカメラと詳細が明らかになった。

 カメラ機能へは、左上のソフトウェアキーの長押しか、メニューボタンからカメラを選択することでアクセスできる。

 明るさは上下キーで5段階に変更でき、ズームはメールボタンで「標準」「2倍」「4倍」に切り替えられる。


左から標準、2倍ズーム、4倍ズーム

 また「J-T51」に採用された「旅モード」にも対応。撮影した画像の下2行分に、日時と「ステーション」の位置情報を入れることができる。旅モードのオン/オフは、撮影時にソフトウェアキーを押すことで行える。

 画像への効果は撮影時に設定でき、効果がかかった形で撮影できる。ネガのエフェクトとフレームを設定して、フレームの位置に撮影対象の位置を合わせて変わった雰囲気の画像を撮るといったことが可能だ。


カメラ起動時のインタフェース(左)、カメラ起動時にメニューボタンを押すと画像の各種設定が行えるサブメニューに(左中)、フレーム設定(右中)、タイマー設定(右)


カメラ起動時の設定項目。撮影縦サイズ(左)、画像効果(左中)、JPEG/PNG設定(右中)、撮影後に可能な編集項目(右)


効果を設定した状態で撮影できるので、フレームとの位置合わせなどを撮影時に行える。フレームは20種類、画像効果はネガ、白黒の2種類が用意される

 ほかにも撮影時には2秒、5秒、10秒から選べるセルフタイマー、「シャッター音」「電子音」「はいチーズ」「いちたすいちはに」の4種から選べるシャッター音、撮影サイズ、JPEG/PNGなどの設定を行える。

 撮影後の画像編集はマーカースタンプ追加、フレーム合成、画像サイズ変更の3つ。フレームを付けて撮影した画像にさらにフレームを加えるといった使い方もできる。

 4つの画像をパラパラマンガのようなアニメーションにする「アニメつくーる」という機能も用意されているが、カメラが連写に対応していないため、アニメ作成を意識した画像一枚一枚撮影する必要があるのが少々残念な点。また、アニメ編集時に秒間などの編集は行えない。

関連記事
▼ モバイルフラッシュの実力は?──J-T06

[後藤祥子, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!