Mobile:NEWS 2002年6月20日 05:01 PM 更新

携帯、「10台に1台以上が紛失経験あり」〜ガートナー

モバイル機器の普及に伴い、紛失・盗難に対する対策がますます重要になってきそうだ。「一般社員よりも社長・取締役の紛失率が高い」という結果も明らかになった

 「携帯の10台に1台以上が紛失されたことがある──」。ガートナージャパンがまとめたモバイル機器のセキュリティ調査によると、こんな事実が明らかになった。

 同社によると、2001年にノートPCや携帯電話などのモバイル機器を紛失・盗難したユーザーは15.8%に達している。デバイス別に見ると、携帯電話は13.3%、ノートPCは3.5%。ノートPCの紛失率は低いが、戻ってくる率も5.9%と低く、「PCは高価で転売、転用される可能性が高い」(ガートナー)。

 逆に、携帯電話が戻ってくる率は45.8%と高いが、ガートナーでは「貴重な情報を記憶しているモバイル機器については、紛失してからの事後対策をあらかじめ講じた利用方法が、今後の課題」と注意を促している。

 問題なのは“どんな立場の人がモバイル機器をよくなくすか”だろう。紛失によるセキュリティ上の問題は、一般社員よりも管理職および経営陣の方が甚大で、致命傷になるにも関わらず、社長・取締役の紛失率は21.1%と一般社員よりも高かった。

 ガートナーでは、「盗難にあった時点では被害者かもしれないが、個人情報の転用・悪用により、加害者になる危険性がある」とさらなる注意を促している。

 今回の調査は、今後のIT需要動向に影響を及ぼすと想定されるガートナーのリサーチパネルに対して行われた。有効回答数は542件、調査期間は2002年4月23日から30日。

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▼ ガートナージャパン ニュースリリース
▼ ガートナージャパン

[斎藤健二, ITmedia]

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