ドコモ復調。しかしFOMAは伸び悩み──6月事業者別契約者速報6月はドコモも復調し、単月シェアを50%以上に戻した。しかし、FOMAのほうは相変わらず調子が悪い。6月だけで45万もの純増を果たしたKDDIの「CDMA2000 1x」とは対照的だ。既に国内の第3世代携帯電話の9割以上はCDMA2000 1xとなっている
電気通信事業者協会(TCA)は7月5日、ブラウザフォンサービス契約数を含めた携帯電話/PHSなどの2002年6月の契約数を発表した。それによると、この1カ月間で携帯電話契約数は51万8900増えて、7070万8600。
5月に単月シェアで3位に転落したNTTドコモだったが(6月7日の記事参照)、6月は復調。単月シェア50%以上を獲得した。通信速度を高速化した「504iシリーズ」が全国で発売されたのに加え(504iの記事参照)、カメラ内蔵型の「SH251i」が発売されたのが大きい。逆に、5月の不調はこれらの買い控えと見られる。 auグループとJ-フォンはまだ接戦が続いている。ただしその差は2万2200と微妙に開きつつある。
契約者数全体では復調したドコモだが、第3世代携帯電話サービスである「FOMA」の状況は苦しいままだ。6月の純増数はわずか2200。エリアを全国に広げたものの、伸びのほうは逆にゆるやかになってしまっている。累計では11万4500に留まった。 対するKDDIのCDMA2000 1xのほうは堅調(7月4日の記事参照)。6月は45万5600もの純増を見せ、累計では115万1300。国内の第3世代携帯電話の約91%を占めている。
ブラウザフォンサービスでは、iモードが快調。6月だけで50万契約以上の伸びを見せた。
PHSは全体で微減。目立った製品のないドコモは3カ月連続で契約者が減少。DDIポケットは微増ながら5カ月続けて契約者を増やしている。アステルグループは、6月も1万2100の純増を記録した好調なケイ・オプティコムと、1万4000の純減となったTTNet(東京電話アステル)で対照的。TTNetはアステル事業を8月1日に鷹山グループに譲渡する予定だ。
関連記事 ドコモ、単月シェア3位に転落──5月事業者別契約者速報 KDDI、第3世代に不安なし。再び2位に──4月事業者別契約者速報 J-フォン、KDDIを抜く──3月事業者別契約者速報 ブラウザフォンが5000万を突破──2月事業者別契約者速報 FOMA、ただいま4万3000人──1月事業者別契約者速報 新ケータイ投入も苦戦のau──12月事業者別契約者速報 DDIポケット純増に転ず──11月事業者別契約者速報 関連リンク 電気通信事業者協会(TCA) [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |