ドコモ、テレビ電話も可能なPDA型FOMA「SH2101V」発表PDA一体型のFOMA端末が発表された。本体とは別に通話用のハンドセットが用意され、本体とはBluetoothで接続される。FOMAとしては「M-stage visual」「iモーション」「テレビ電話」に対応している
NTTドコモは7月9日、テレビ電話も可能なPDA一体型のFOMA端末「FOMA SH2101V」を発表した。シャープ製で7月16日から発売される。価格はオープンプライスだが、市場で想定される価格帯としては「すべてセットで10万円以上」(ドコモ東海)となるもよう。
SH2101Vは、ワイヤレスハンドセットと本体を近距離無線通信規格Bluetoothで結ぶ。Bluetoothはオープンな通信規格だが、「今回は(SH2101V)本体とハンドセットとの通信のみを想定している」(ドコモ)。ハンドセットでは通話のほか、メールの受信通知の確認、音楽再生時のリモコンとしても利用できる。本体を閉じたままでも利用可能だ。電話着信があった場合、ハンドセットで「リングトーンを鳴らすことも、設定によってはバイブレータを使うことも可能」(ドコモ広報部)。また、本体のみでも通話は行える。 FOMA端末としての機能は、これまでの集大成となる。回線交換方式の64Kbpsデータ通信を用いた映像配信サービス「M-stage visual」(用語)にFOMA端末として初めて対応。動画クリッピングサービス「iモーション」(2001年11月の記事参照)にも対応している。iアプリやiモードメールも利用できる。本体に設置された35万画素のCMOSカメラによりテレビ電話も可能だ。 Webアクセスは下り最大384Kbpsとなるパケット通信によって行うが、「音声通話とパケット通信を同時に行えるマルチアクセスには非対応」(ドコモ)。 ディスプレイは、タッチパネル方式の3.5型TFT液晶を採用。QVGA(320×240ピクセル)の解像度を持ち、26万2144色表示となっている。SDカードスロットも搭載した。SDカードには、カメラで撮影した静止画や動画、ブックマークなどを保存でき、「PCとのデータ交換用途が中心」(ドコモ)となる。SDカードに、MP3やWMA形式の音楽データを記録し、再生することもできる。 主な仕様は以下の通り。
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