ボイジャーとアーキタンプ、ドットブックをPalm対応にボイジャーとアーキタンプは、PCやPocket PC向けに提供されている電子ブックビューワ「T-Time」の電子ブックフォーマット「ドットブック」をPalmデバイス向けに変換するソフトを提供する。Palmデバイス側の対応ビューワは「PooK v2」で、いずれも7月12日から利用できる
ボイジャーとアーキタンプはボイジャーが開発した電子ブックフォーマット「ドットブック」をPalmデバイスで利用可能にする変換ソフト「T-Break」と電子ブックビューワの最新版「PooK v2」を公開すると発表した。 両ソフトともに7月12日から提供され、「T-Break」のパブリックベータ版はボイジャーサイトから、「PooK v2」 のパブリックベータ版はアーキタンプのサイトから無償でダウンロードできる。正式版の公開は8月を予定しているという。
Palmデバイスユーザーはドットブックフォーマットの電子書籍を、ホストPCで「T-Break」を使ってPooDOC形式に変換すればPalmデバイス用電子ブックビューワ「PooK v2」で読めることになる。 また、PooDOC形式の電子書籍を販売しているSonyStyleではパブリックベータ版公開と同時にPooKv2対応のPooDOC電子書籍5タイトルの販売を開始する。 T-Breakの動作環境は、Windows 98以上がインストールされたPC、Mac OS 8.5 以上がインストールされたMacintosh。Palmデバイス側は日本語版Palm OS 3.5以上搭載デバイス。 T-Breakでドットブック形式の書籍データをPooDOC形式に変換すると、「書籍データ内にJPEG画像が使われている場合は変換後のデータ容量が増える」(アーキタンプ広報)。これはPalm独自の圧縮形式を採用しているためだという。小松左京氏の小説「アメリカの壁」で比較してみると、ドットブック形式では196Kバイト、変換後のPooDOC形式では260Kバイトだった。 PooK v2は、SDカードやメモリースティックといった外部メモリに書籍データを置いても本体から起動させることができ、Palmデバイスの内部メモリを圧迫することなく書籍データを利用できる。
同じ書籍データをドットブック形式のPocket PCとPooDOC形式のPalmデバイスで見たところ ドットブック形式の書籍データ入手先にはボイジャーのサイトからアクセスできる。ボイジャーでは、既存のドットブック作品は販売サイトが対象とするデバイスに絞って作成されており、小説などはおおむね出版側の意図通りに再現できるが、タイトルによってはレイアウトや内容の一部が正しく表示されないこともあるとアナウンスしている。 関連記事 Pocket PC向け電子ブックをPalmデバイスで──ボイジャーとアーキタンプが提携 PDA Style、CLIEのブックストア「電子書店パピレス」をオープン PDABOOKはPocket PCのキラーコンテンツになるか? 電子ブックの2大勢力が新ソフトウェアを展示──東京国際ブックフェア2002 「今年は電子ブック元年に」――ドコモとの連携でデファクトを目指すシャープ 関連リンク ボイジャー アーキタンプ [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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