FOMA−H.323端末間のテレビ電話を実現するゲートウェイWIRELESS JAPAN 2002会場で、3G-324M対応携帯電話とH.323対応端末間での通信を可能にするゲートウェイが参考出展されていた
WIRELESS JAPAN 2002会場のNTT-MEブースでは、3G-324M対応携帯電話とH.323対応端末間で通信を可能にするゲートウェイが参考出展されていた。イスラエルのRADVISONが開発したもので、NTT-MEが国内での販売を請け負う。通信事業者などを対象に販売する予定で、価格は1000万円から。
会場ではMCUの機能も備えた、RADVISON製「viaIP400」が展示されていた。ゲートウェイはviaIP400のシャーシに、PCIカードのかたちで搭載されている 3G-324Mとは、NTTドコモが第3世代携帯電話FOMAで採用したIPテレビ電話の通信プロトコル。規格として、ISDNを用いたテレビ電話が準拠するプロトコル「H.320」に近いものになっている。一方のH.323は、インターネット上でIPテレビ電話を行う端末が準拠するプロトコルだ。
これまで3G-324M対応端末(FOMA)とH.320対応端末(ISDNテレビ電話)との間で通信を行うことは可能だったが、3G-324M対応端末とH.323対応端末で通信を行うことは不可能だった。しかし今回、イスラエルのRADVISONが両プロトコルを変換するゲートウェイ開発に成功したわけだ。 ゲートウェイとMCU(多地点テレビ会議制御装置)を組み合わせれば、FOMAとH.323対応端末間でテレビ会議を実現できる。ゲートウェイをPCIカードとして「viaIP400」に搭載した場合、一枚で20の呼を処理できるという。 関連記事 “XP”と“2000”ではテレビ電話できない?――業界が乗り越えるべき壁 日本初の“卓上IPテレビ電話端末”――「i-See」ってなんだ NTT、FOMAと通信できる卓上テレビ電話を発売へ 関連リンク NTT-ME [杉浦正武, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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