WIRELESS JAPAN開幕、注目の展示はコレモバイル/ワイヤレスの専門展示会「WIRELESS JAPAN 2002」が開幕した。まずは、展示会場で注目を集めていた「モバイルキャッシュカード」(仮称)やインターネットITS、無線LAN対応「CAFE DE CRIE」などを紹介する。ZDNetが独断と偏見と趣味で選んだ“Best of ワイヤレスジャパン”も……
7月17日、有明の東京国際展示場(東京ビックサイト)でモバイル/ワイヤレスの専門展示会「WIRELESS JAPAN 2002」が開幕した。19日金曜日までの3日間、各種カンファレンスと展示が行われる。展示会場は、ビックサイト東棟の1、2ホールだ。 6月の「Networld+Interop 2002」でも同じ傾向が見られたが、今回も展示会場内のいたる所に「ホットスポット」が開設されている。 中でも最大の面積を誇るのが、NTTコミュニケーションズ協賛の「Hot Spot cafe」。喫茶店チェーンの「CAFE DE CRIE」(カフェ・ド・クリエ)と組み、本格的な無線インターネット喫茶を設けた。 もちろん、IEEE 802.11a/b両対応。ノートPCの貸し出しコーナーもある。
現在のところ、「ホットスポット」のパートナーリストにCAFE DE CRIEの名前は入っていない。しかし、今回の展示が試金石だとすれば、全国のCAFE DE CRIEで無線LANを利用できる日も近いのかもしれない。NTTコミュニケーションズ側は、この点について「ノーコメント」としている。
NTTドコモのブースでは、携帯電話を銀行のキャッシュカード代わりに利用する「モバイルキャッシュカード」(仮称)のデモが行われていた(7月17日の記事参照)。ドコモがアイワイバンク銀行(IYバンク)と共同で検討を進めているもので、キャッシュカードの代わりに、ドコモの「504i」シリーズを使い、赤外線通信機能を使って認証を行う。
ブースには専用のIYバンクのATMが設置され、504i実機を使い、預金を下ろしたり、振り込みを行うデモが行われていた。キャッシュカードを使うのと機能的には変わりないという。開始は来年となるもよう。
通信インフラとして成長著しいインターネットをITS(高度道路交通システム)に活用した新しい通信基盤「インターネットITS」が注目されているが、その協議会発足を進める関連企業・団体が出展したインターネットITSブースが話題を集めていた。
ブースでは、名古屋や首都圏などで昨年から行われてきたインターネットITSのフィールド実証実験を紹介。世界初の車載サーバ搭載ITSコンセプトカーや、車内のエレクトロニクス機器や各種センサーをIPV6でネットワーク化したITS高機能実験車、実証実験で使われた車載サーバなどの展示が行われている。 WIRELESS JAPAN 2002の会期は、7月19日金曜日まで。開場時間は午前10時から午後5時30分(最終日は午後5時終了)。 関連記事 “夏野節”にみるモバイルビジネス急成長の理由 姿を見せたダウンロード型BREW 「エリアの広さがないと3Gに火がつかない」〜J-フォンGreen社長 FOMA−H.323端末間のテレビ電話を実現するゲートウェイ iモードがATMやプレイステーションにつながる世界──ドコモ夏野氏 ドコモ、504iを銀行キャッシュカード代わりに使うデモ 関連リンク WIRELESS JAPAN 2002公式ページ [斎藤健二&西坂真人&芹澤隆徳, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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