シャープ、「J-SH09」「J-SH52」用バーコード生成ソフトも公開へシャープ製J-フォン端末に搭載された、内蔵カメラによるバーコード読み取り機能の詳細が分かった。シャープは、PCでバーコード(QRコード)生成ソフトも提供する予定
シャープ製のJ-フォン端末、「J-SH52」と、先日発売された「J-SH09」が対応している面白い機能の1つが、バーコード認識である(8月1日の記事参照)。携帯のカメラを、バーコードやQRコードと呼ばれる2次元コードに向けると、その内容を読みとれるというものだ。 「ただ写真を撮るだけでは面白くない。カメラをもっと、遊びや仕事に使いたい」(シャープ)という意図から搭載した機能だという。 8月1日の記事では分からなかったバーコード関係のスペックが、その後いくつか明らかになったのでお伝えしたい。まず認識できるQRコードの条件は以下の通りだ。
このサイズのQRコードの情報量がどのくらいかというと、数字で513文字、英数字で311文字、1バイトデータで231文字、漢字で131文字となる。
バーコードから読み取ったデータは、クリップボードにコピーするのが基本。ただし、以下のデータに関しては、コピー&ペーストが必要なく、対応する機能が直接呼び出せるようになっている。
例えば「TEL:数字」が書かれていればそのまま電話がかけられるし、「英数字@英数字」が含まれていればそのままメール編集画面に移れる。ただしアドレス帳登録のほうはvCard形式(2001年3月の記事参照)ではなく、少々異なる独自フォーマット。 これはちょっと気にかかる点だ。今年の冬にかけて他社からもバーコード読み取り機能を持った端末が登場するもようだが(8月30日の記事参照)、シャープのフォーマットとどこまで互換性があるのだろうか。
シャープでは、QRコードの読み取り利用を高めるため、QRコードをPCで作成して画像として保存したり、印刷したりできる「ケータイQRコードマネージャー」を提供するという。9月中旬から同社のWebページで無償ダウンロードできる予定だ。
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