Mobile:NEWS 2002年9月19日 03:56 PM 更新

ドコモ、次世代のリッチコンテンツ配信に最適化されたネットワーク技術を実証

次世代携帯電話サービスで増えると予測されるリッチコンテンツの配信に最適化されたネットワーク技術をドコモが実証した

 NTTドコモは、3G以降のサービスで増えると予測される大容量データ配信サービスに最適化されたネットワーク技術を実証した。

 このコンテンツ配信技術はヒューレット・パッカード研究所および日本ヒューレット・パッカードとの共同研究によるもので、「Mobile Streaming Media Content Delivery Network」と名付けられている。

 3G以降では、動画やビデオクリップなどといった大容量マルチメディアコンテンツを配信するサービスが拡大すると見られている。その際に、多数のユーザーからのアクセス集中によるサーバ処理の遅延や、ユーザーのデータ取得場所の変化に対応するネットワークが必要となるため、ドコモは新しいネットワーク技術を開発していた。

 新しいシステムでは、ユーザーが接続している配信サーバにアクセスが集中した場合に自動的に別の配信サーバに切り替えるなど、ユーザーのモバイル環境に応じた配信サーバの切り替えが可能になる。

 ドコモでは、同技術の機能拡張を図り、商用化に向けて技術の検証を行っていくという。商用化の時期は未定。


ネットワーク構成図

関連リンク
▼ ニュースリリース
▼ NTTドコモ

[後藤祥子, ITmedia]

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