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2002年9月20日　00:46 AM 更新

ビジネスiアプリ入門（6）
待ち受けビジネスIMのデータベース周りの作成（2/4）

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MysQLデータベースのテーブル作成

　データベースを扱うには、データをテーブルで表します。項目の識別用にIDを付け、ユーザごとにデータとメッセージデータをテーブル生成文で表すと次のようになります。

ユーザテーブル ←ユーザごとデータ

create table user ( 　id int auto_increment primary key, 　name varchar(32) unique, # ユーザ名 　state varchar(32) # ユーザ状態 );

メッセージテーブル ←メッセージデータ

create table message ( 　id int auto_increment primary key, 　fromName varchar(32), # 送り主の名前 　toName varchar(32), # 受け取り主の名前 　message varchar(128) # メッセージ );

データベーステーブル設計

　まずはデータベースにこのテーブルを生成します。第4回と同様にMySQLのコンソールを起動し、上記のテーブルを作成します。まずbusinessimというデータベースを作成し、このデータベースを選択してから、上記create table命令を実行します。

データベーステーブル作成 ユーザテーブル作成例

　データベースやテーブルを削除したい場合は drop database businessim;や drop table user; とすることで削除可能です。

MysQLデータベースとのアクセス

　データベースへの登録や取得のアクセスは、SQL(Simple Query Language)を使用します。簡単に紹介すると以下のようなものがあります。

登録	insert [テーブル] ([項目]) values ([値])
取得	select [項目] from [テーブル] where [条件]
更新	update [テーブル] set [項目]=[値] where [条件]
削除	delete from [テーブル] where [条件]

　これらを用いてデータベースアクセスメソッドの実装を進めます。

• ユーザ登録、メッセージ登録

　登録にはinsertを使用します。例えば、ユーザ登録のSQL文は下記のようになります（初期の状態は'登録中'とします）。

insert user (name,state) values ('uni', '登録中');

　これをJavaで記述すると以下のようになります（MySQLで日本語を使用するため、パラメータとして"?useUnicode=true&characterEncoding=SJIS"と追加します）。

public boolean registUser(String name) {
　try {
　　Class.forName("com.mysql.jdbc.Driver").newInstance();
　　Connection con = DriverManager.getConnection("jdbc:
mysql://localhost/businessim?useUnicode=true&characterEncoding=SJIS");
　　
　　Statement st = con.createStatement();
　　ResultSet result = st.executeQuery("insert user (name,state) values ('" + name + "', '登録中')");
　　result.close();
　　st.close();
　　
　　con.close();
　　
　　return true;
　} catch (Exception e) {
　　e.printStackTrace();
　　return false;
　}
}

[福野泰介, ITmedia]

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