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2002年9月24日　06:32 PM 更新

日本発の着メロをGSM端末向けに〜ノキアがオーサリングソフトを公開

ノキア・ジャパンとフェイスは、2.5世代以降のノキア端末に搭載される音源、「SP-MIDI」規格に対応した着メロオーサリングソフトを開発、10月上旬より提供開始する

　ノキア・ジャパンとフェイスは、SP-MIDI（Scalable Polyphony MIDI）規格の音源を作成するオーサリング・ツールを開発、10月上旬をめどにコンテンツプロバイダ向けに無償で提供すると発表した。ノキア・ジャパンの開発者向けサイト“Forum Nokia”において技術サポートと共に提供される。ノキア・ジャパンは同ツールを提供することで、日本のコンテンツプロバイダの海外進出を促進したい考え。

オーサリング・ツールのインタフェース

　SP-MIDI規格は第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト3GPPが世界標準として定めた3G携帯電話向けMIDIフォーマット。現在、ノキアのGSM端末「N7650」「N3510」などに採用され、今後発売されるハイエンド端末に順次搭載される予定だ。

　両社が提供するオーサリングツールを使えば、ノキアのSP-MIDI搭載GSM端末向けに「日本で着信メロディを製作するのと同じような方法で」着信メロディを作成できるという。どの端末でどのような音が出るかをエミュレートする機能までを備えているため、ノキアのGSM端末専用のオーサリングツールとなる。フェイスでは、「要望があれば、ほかの端末メーカー向けにもツールを提供する用意がある」と話している。

　フェイスはNTTドコモやauなど、国内の携帯電話端末の約80％に音源技術を提供している。また海外向けではQualcommのベースバンドチップが持つ機能の1つとして同社の音源技術が採用されている。

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ノキア・ジャパン
フェイス

[後藤祥子, ITmedia]

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