Mobile:NEWS 2002年9月26日 09:38 PM 更新

Mobile Weekly Top10
東芝端末投入はFOMAの起爆剤となるか?

ドコモは9月27日から東芝製の新FOMA端末を投入する。連続待ち受け時間を従来の2倍以上に延ばした、この「T2101V」はFOMA普及の起爆剤となるだろうか

Weekly Mobile Top10 9月19日〜9月25日
1位 ドコモ、待ち受け125時間の東芝製FOMA発表
2位 auの新フォトメール端末2機種が店頭に
3位 東芝製ムービー端末「A5301T」、店頭に並ぶのは来週半ば
4位 iモード、EZweb、J-スカイを選ぶ、それぞれの理由
5位 携帯+非接触IC=?
6位 NECインフロンティア、PDA音声通話機能搭載のCF型AirH"カードを発売
7位 “夢の携帯”ってどんなもの?
8位 液晶もカメラも、“1個より2個”?
9位 「携帯で3Dゲーム」の時代は来るか?〜東京ゲームショウ
10位 「どこでもキーボード」がPDA・携帯にやってくる

 先週のアクセスランキングでトップとなったのは、NTTドコモが明日発売する新型FOMAの記事。この東芝製FOMA「T2101V」の最大の特徴は、やはり連続待受時間が125時間に延びたことだ。

 “バッテリーのもちの悪さ”は、これまでのFOMA端末の最大の弱点だった。ドコモのPDC端末(現行のiモードなど)の待受時間が400時間を超えるのに対し、FOMAは55時間。実際に通話で使っていると、朝充電しても、帰宅するまでには電池が切れてしまうような状況だった。

種類連続待受時間
これまでのFOMA55時間
新・東芝FOMA125時間
PDC(iモード)400時間以上が多い
CDMA2000 1x(参考)200時間程度

 これが125時間になるとだいぶ状況は変わる。100時間を超えてくれば、毎日充電する限りそれほど困ることはなくなると思われるからだ。

 機能面でも、テレビ電話に加えてiモーションにも対応するなどフルスペック。重さも、一般的な折りたたみ型と同等の110グラムに抑えた。もっともこれはFOMA同士で比べた場合の話で、カメラはCMOS10万画素と最近のカメラ内蔵端末に見劣りする。

 形状も懸念材料だろう。折りたたみ全盛の中、T2101Vはストレート型。液晶サイズも折りたたみ型と比べると小さい。ストレート型のニーズは確実に存在しているとはいえ、この形状のせいで敬遠してしまうユーザーがいるはずだ。

 加えてどの程度の価格で投入されるのかも気になるところ。現行のFOMA端末は値落ちが激しく、量販店などでは2万円を切るところも見受けられる。テレビ電話機能を持ったFOMA端末は3万円以上の価格で販売されているが、T2101Vはどうなるか。

 もっとも、フル機能のストレート型端末を探しているユーザーや、「そろそろFOMAを使ってみたい」というユーザーにとっては、魅力的な端末といえるだろう。ただ、ドコモは年末にかけてNEC製や富士通製の新型FOMAの投入も予定している。それらを確認した上でどのFOMAにするか選んだほうが賢いかもしれない。



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▼ 東芝FOMA端末を投入、年内にさらに数機種〜ドコモ定例会見
ドコモの定例記者会見で立川社長は、まもなく発売する東芝製のストレート型ビジュアルタイプFOMA端末を披露した。クリスマスシーズンに向けてさらに数機種を市場に投入する予定

[斎藤健二, ITmedia]

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