Mobile:NEWS 2002年10月1日 09:01 PM 更新

SDカード型AirH"端末をPalmデバイスでデモ〜CEATEC

SD/IOを備えた機器向けに開発されたセイコーインスツルメンツ製PHSがCEATECに出展された。Palmデバイス上で実際に稼働する様子を見ることができる

 CEATEC JAPAN 2002のSDカードアソシエーションブースで、SDカード型AirH"端末のデモが行われている。デモではPalmデバイス上で実際に稼働する様子を見ることができる。


「m505」のSDカードスロットにAirH"端末を差し、32KbpsでWebブラウズする様子をデモ。Pocket PC用ドライバはまだ完成していないそうだ

 デバイス側から電力を供給されるため、消費電力が気になるところだが、「現段階ではCF型AirH"端末より電力を消費してしまう状態だ」と説明員。発売までにCFカード型AirH"端末と同程度に抑えられるよう開発を進めているという。


 今のところ、SD/IO機能を備えたPalmデバイスと東芝製Pocket PC「GENIO」シリーズでの利用が想定されているが、松下製のSD/IO機能を搭載したノートPCでも「ドライバさえあれば利用可能」(説明員)といい、開発を働きかけているという。またPocket PCではHPやカシオがSD/IOスロットの搭載を検討しているそうだ。

東芝製SDカード型Bluetoothカードも

 東芝製のSDカード対応Bluetoothカードも参考出展されている。アクリルケース内に入った状態での出展で、実際に動いている様子は見られなかった。

 SD/IOのコントローラを東芝製Bluetoothベースバンドチップに載せて1チップ化したことで、小型化と消費電力の軽減が図られている。


 同社ではこのBluetoothカードをメーカーにOEM供給する方針。対象となるメーカーは、SD/IOのドライバと上位インタフェースの開発を検討しているメーカー、ホスト機器としてメーカーへのカード供給を考えている企業など。

 東芝の説明員によれば、PDAやデジタルカメラ、PCでの利用を想定。ほかにも携帯電話での利用を視野に入れているという。




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▼ 特集:CEATEC JAPAN 2002

[後藤祥子, ITmedia]

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