Mobile:NEWS 2002年10月4日 04:17 AM 更新

「A5301T」でムービーメールを試す(1/3)

auの最新端末「A5301T」は、動画の撮影・送信に対応した端末だ。KDDIが力を入れる動画戦略の中で、先陣を任せられた端末の動画撮影機能は、どこまで使えるものなのだろうか

 KDDIが発売した東芝製端末「A5301T」の最大のウリといえば、「ムービーメール」だ。最大15秒の動画を撮影してメールで送信できるというもの。

 画質は? 料金は? 気になるムービーメールをチェックしていこう。

「その差、歴然。キレイ・なめらか・15秒」。ムービーメールの実力は?

 まずはA5301Tで撮影した動画の一部を見てみよう。


音声付きで撮影した動画をPCで再生しキャプチャーしたもの。縦横2倍に拡大してある(15秒:ムービー1ムービー2。PCでの再生には専用ソフト「ezmovieプレーヤLite」が必要)


こちらは比較用のJ-フォン「ムービー写メール」。同じくPCで再生してキャプチャーした。2倍に拡大してある(5秒:ムービー3ムービー4。再生には専用ソフト「NancyPlayer forPC」が必要

 「その差、歴然。キレイ・なめらか・15秒」──とはA5301Tのパンフレットの言葉。これがJ-フォンのムービー写メールを意識してのものなのは間違いないところ。では、その差はどの程度のものなのだろうか。

 映像の瞬間を切り取った画質を見ると、ムービー写メールのほうに軍配が上がりそうだ。ムービーメールではMPEG特有のブロックノイズが激しく、細部がつぶれてしまっている。ムービー写メールのほうは、全体ににじんだ感じはするものの輪郭をきれいに描いている。

 ただし、滑らかさでは圧倒的にムービーメールが勝る。ムービー写メールが秒2コマ以下なのに対し、ムービーメールは秒7コマ前後。動きのある被写体でも滑らかに撮影できる。

 撮影秒数と撮影サイズでもムービーメールが勝る。A5301Tでは5秒/10秒/15秒から撮影秒数を設定でき、5秒しか撮影できないムービー写メールを大きく凌ぐ。撮影サイズも、80×60ピクセルのムービー写メールに対し、96×80ピクセルと一回り大きい。

方式ムービーメールムービー写メール
解像度96×80ピクセル80×60ピクセル
秒数最大15秒最大5秒
動画コーデックMPEG-4Nancy
音声コーデックQCELPAMR
ファイルサイズ約20Kバイト(5秒)/約60Kバイト(15秒)約15Kバイト(5秒)
拡張子amcnoa
QCELPはCDMA2000 1xのQualcomm製ベースバンドチップが持っている音声コーデック。AMRは3Gで音声通話に使われる音声コーデック。ビットレートはムービーメールのほうが3割ほど大きいことが分かる


実際の再生風景はこのようになる。再生時は上下キーで再生音量の調整、中央のソフトキーで一時停止が行える。サブメニューからは「全画面表示」も選べるが、単に枠やメニューが表示されないだけのようだ。また横向きの再生も行える

[九条誠二, ITmedia]

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