Mobile:NEWS 2002年10月7日 10:06 PM 更新

ケータイ技術研究所5
最強のiショット端末を探る(2/3)


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感度──F251i、SH251iが高評価

 携帯のカメラで気になるのは「暗い場所で撮影できるか」どうかだろう。最近の端末は高感度をウリにしていたり、撮影補助用にライトを備えたりしているが、実際の感度はどうだろうか。

 評価では、単に写るだけでなく、撮影した画像が黒くつぶれたり白く飛んだりしていないかどうかを重視した。具体的には輝度のヒストグラムが正規分布に近いかどうかを計算している。逆にいえば、ノイズの量は今回評価していない。

 テストは、撮影スタジオ内の照明を消し、モデルから約50センチの位置にロウソクを2本立てて、その明かりで撮影を行った。明るさは約3カンデラ(cd/m2)と、最新のCCDセンサでも少々厳しい。なお、ライト付きの端末ではライトを付けた状態でも撮影を行い、ライトなしの結果と単純平均して評価した。


ノイズの具合はさまざまだが、SH251iは美しく撮影できている。なお、「メールで送れる最大サイズ」ということで、J-SH51はほかより小さなサイズとなっている

 計算の結果、評価が高かったのはSH25iとF251i。D251iはノイズは目立たなかったが、ライトを点けた際に白く飛んでしまう傾向が見受けられ、評価を落とした。

色味──D251iが高評価。SH251iも迫る

 ある色が正しくその色に写るかどうか、色味も写真の重要な要素だ。現在の端末には色味をマニュアルで補正する機能は付いていないため、いかに自動で正しい色を出すかが重要になる。

 テスト環境は蛍光灯下のスタジオと、太陽光下の屋外でGretagMacbethのカラーチャートを撮影。撮影された画像と実際のカラーチャートの色とのズレを計算した。


最も正確に色を再現したのはD251iだった。F251iはふるわなかった

 最も色再現性がよかったのはD251iだ。例えば、チャートの赤に注目して比べてもらえれば、その差は歴然。僅差でSH251i、それにF251iが続いた。

[九条誠二, ITmedia]

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