松下、999グラムの「Let's note LIGHT」発表松下電器産業が、個人向けノートPC「Let's note LIGHT」の新製品2シリーズを発表。XGA12.1型液晶搭載では世界最軽量となるB5ファイルサイズの「T1シリーズ」が登場した
松下電器産業は10月9日、軽量モバイルPC「Let's note LIGHT」の新製品として、B5ファイルサイズの「T1シリーズ」3機種と、B5サイズの「R1シリーズ」1機種を発表した。T1シリーズの最軽量モデルでは、12.1型(XGA)液晶ディスプレイ搭載機としては世界最軽量となる999グラムを実現した。両シリーズともに11月8日発売。価格はオープンだが、専用サイト「マイレッツ倶楽部」での販売価格は、T1シリーズが19万5800円から、R1シリーズが18万800円からとなっている。
12.1型液晶搭載では世界最軽量となるB5ファイルサイズの「T1シリーズ」 “軽量で長時間のバッテリ駆動”をコンセプトとした「Let's note LIGHT」の第1弾として今年初頭に登場したR1シリーズ。B5サイズで960グラムと発表当時の世界最軽量でありながら、10.4型XGA液晶や約6時間の長時間駆動など、モバイルPCに求められる条件が備わったこのモデルは、発売以来多くのユーザーに支持された。 Let's note LIGHTの新シリーズとなるT1シリーズは、R1のコンセプトを継承しながら、ユーザーから要望の多かった「大画面化」「キーピッチの大型化」「高速インタフェース」「メイン/ビデオメモリの増強」といった条件を盛り込んだ。
まず特筆したいのは、そのサイズと重さだ。268(幅)×210(奥行き)×26.1-39.1(高さ)ミリと薄型B5ファイルサイズのボディに、大型で見やすい12.1型XGA(1024×768ピクセル)の液晶ディスプレイを搭載しながら、本体重量が最軽量モデル(CF-T1RDAXR)で約999グラムと1キロを切った。「999グラムは、12.1型XGA液晶搭載機では世界最軽量となる」(同社)。
B5ファイルサイズに12.1型XGA液晶を搭載しながら約999グラムを実現
いくら軽量でも、バッテリ駆動時間が短くてはなにもならないが、T1シリーズはLet's note LIGHTのコンセプトである長時間駆動もしっかり継承。標準バッテリで約5時間の使用が可能だ。 「ボディを軽くするだけなら駆動時間を犠牲にしてバッテリを減らせばいい。長時間駆動させたいならバッテリを多く積めばいいが、そのぶん重くなる。このように“軽量化”と“長時間駆動”というモバイルPCに求められる要素は、相反するものだった。だが、T1シリーズは、その両方を実現して、さらに12.1型液晶のB5ファイルサイズという“使いやすい大きさ”も実現した」(同社)。 ボディの軽量化には、同社のマグネシウム薄肉成型技術が生かされている。従来、PCのボディに使われるマグネシウム合金の厚さは約1.1ミリほどだったが、T1シリーズではこれを0.55ミリに薄肉化。薄くすることで弱くなってしまうボディは、ダブルボンネット型構造や内面クロスディンプル構造、マス目リブ構造を採用することで十分な強度を確保している。
ゴルフボールのようなディンプル構造などで強度を確保 B5ファイルサイズにしたことで、キーピッチが19ミリとデスクトップ並みの入力環境を確保。USB 2.0対応のUSBポート2基と、CPUは超低電圧版モバイルPentium III-M/866MHzを搭載し、R1シリーズで好評の円形ホイールパッドを装備。PCカードスロット、SDメモリーカードスロットを搭載した。
USB 2.0に対応したUSBポートを2基装備 T1シリーズは、約999グラムの世界最軽量モデル「CF-T1RDAXR」と、HDD40Gバイト/メモリ256Mバイトを搭載した「CF-T1RCAXR」、HDD40Gバイト/メモリ256Mバイトに無線LANを搭載した「CF-T1RWAXR」の3機種が用意されている。 Let's note LIGHT T1シリーズ(店頭モデル)の主な仕様は以下の通り。
Let's note LIGHT R1シリーズ R1シリーズの店頭販売モデル新製品「CF-R1NCAXR」は、10.4型(XGA)液晶ディスプレイ搭載で約960グラム、長時間駆動で人気を博した軽量モバイルPCの第3弾。CPUが前機種の超低電圧版モバイルPentium III-M/800MHzから同866MHzに強化されたほか、2基あるUSBポートのうち1基がUSB 2.0に対応した。チップセットなど基本アーキテクチャはT1シリーズと同じ仕様になっている。CPUの強化やチップセットの変更などで、バッテリ駆動時間は前機種の約6時間から約5時間と短くなった。 その他の基本仕様は前機種とほぼ同じ。スタイリッシュなマグネシウムボディデザインや10.4型TFT液晶ディスプレイ(1024×768ピクセル)、くるくると指でなぞることで画面がスクロールする円形のホイールパッド、30センチの落下耐衝撃試験をクリアしたタフボディ、ファンレス設計、SDメモリーカードスロットなどはそのまま継承している。 OSはWindows XP Professional。 Let's note LIGHT R1シリーズ(店頭モデル)の主な仕様は以下の通り。
また松下ネットワークマーケティングの専用サイト「マイレッツ倶楽部」で専用モデルを販売。10月9日から予約受け付けを開始する。
サイドカバーやパッドリングのカラーオーダーが選べる「マイレッツ倶楽部」 基本スペックは店頭モデルと変わらないが、無線LAN内蔵の有無、サイドカバーやパッドリングのカラーオーダー、ネームプレート、HDD/メモリの増設、Office XP Personal/Professionalの追加といったカスタマイズが選べる。またR1では、本体天板のカラーを3色(メタリックブラック/メタリックブルー/レッド)から選択できるオリジナルカラーリングサービスを、予約期間や数量を限定して実施する。
R1では、予約期間・数量限定で3色のオリジナルカラーが選べる マイレッツ倶楽部での販売価格は以下の通り。
松下、最軽量B5「Let's note LIGHT」に新機種 松下、B5サイズで約960グラムの「Let's note Light」などを発表 関連リンク マイレッツ倶楽部 松下電器産業 [西坂真人, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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