Mobile:NEWS 2002年10月10日 01:31 AM 更新

Mobile Weekly Top10
3D液晶の可能性?

一見普通の液晶ながら、立体に見える「3D液晶」。魅力的な技術だが、問題はコンテンツだ。そこで、ユーザーが3D液晶用のコンテンツを“自作”できる方法を考えてみた

Weekly Mobile Top10 Top10 10月3日〜10月9日
1位 「3D液晶」が携帯に?〜シャープ、三洋
2位 W-CDMA陣営の失速に懸念〜KDDI小野寺社長
3位 「P504i」の分解モデルも〜CEATEC、松下
4位 「A5301T」でムービーメールを試す
5位 写真で見る、XScale搭載CLIE「PEG-NX」シリーズ
6位 あなたの一票が次期端末に〜三洋3G携帯
7位 シャープ、VGA液晶のザウルスを参考展示
8位 新型CLIE発表、Palm OS 5+XScale/200MHz搭載
9位 ケータイ技術研究所5:最強のiショット端末を探る
10位 「いったいどれが迷惑メール?」〜対策の盲点

 先週のアクセスランキングで1位になったのは、シャープと三洋電機がCEATEC JAPAN 2002で展示した「3D液晶」についての記事。一見普通の液晶ながら、左右の眼の視野角を利用して立体映像を見せるものだ。

 特にシャープ製の3D液晶は2D表示との切り替えが可能であり、10月から2インチクラスの量産を始めるなど、搭載機器の登場の近さを予感させる。

 さて、記事でも指摘したが、3D液晶の最大の懸念はコンテンツだ。普通の静止画から立体映像を構築できるわけではなく、専用のコンテンツが必要になる。簡単に3D化できるのは、現在Javaアプリケーションとして提供されている3Dポリゴン映像など。ゲームを立体化するには、奥行き情報を持たせる必用があるし、“立体グラビアアイドル”を実現するには2つのカメラで撮影しなくてはならない。

 技術はすごいのだが、残念ながら、3D液晶のすごさを実感できる機会はなかなかないかもしれない……。

 で、ちょっと“お馬鹿な”アイデアを思いついた。3D液晶は原理上、同じものを別の角度から見た2枚の画像があれば立体表示できる。では、携帯に2つのカメラを搭載すればいいのではないか?


2つのカメラの間は、人間の左右の眼程度の間隔を空ける

 電池ボックスのあたりに2つ目のカメラを搭載し、端末を横にして、2つのカメラで同時に撮影すれば、ちょうど角度のずれた2つの画像ができあがる。これを3D液晶で表示すれば、あらびっくり、立体写真のできあがり──となるはず。

 その画像をメールで送信しても、相手が3D液晶対応なら立体だし、「立体動画メール」だって不可能じゃない。

 実現はコストの問題などもあってちょっと難しそうだが、3D液晶向けのコンテンツを増やすということだけ考えれば、効果的(?)な方法かもしれない。

[斎藤健二, ITmedia]

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