Mobile Weekly Top10
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1位 | 写真で見る「N251i」〜NEC製iショット端末 | ||
2位 | NEC製カメラ端末「N251i」発表、iショット最薄の20ミリ | ||
3位 | カメラだけじゃない、「N251i」の強化点 | ||
4位 | KDDI、ソニー・エリクソン製“ボディが光る”着せかえ携帯「A1101S」 | ||
5位 | 次はカメラ+iアプリ。『iモードスタイル』504iSをスクープ | ||
6位 | 今度はターンスタイルで登場〜年内発売予定のVGA液晶ザウルス | ||
7位 | シャープ、ガラス基板上にCPU「Z80」の形成に成功〜CGシリコンで | ||
8位 | ドコモ夏野氏が語る、504iのアピールポイントとは | ||
9位 | 「J-SH52」の強化点を探る | ||
10位 | 「N251i」、価格は2万円切る |
先週の話題をさらったのは、NEC初のiショット端末「N251i」だ。このカメラ付き折りたたみ型の機種は、スペック表を見ると分かるように、取り立てて“すごいパーツ”が使われているわけではない。
ウリと言われるカメラでさえ、11万画素CMOSセンサ。ハイエンド端末では31万画素CCDが当たり前のように使われている中では、既に“一世代前のカメラ”と言ってもいいだろう。メインディスプレイも6万5536色TFTと一般的。サブディスプレイはモノクロ、着信メロディは40和音と、目新しい装備は見あたらない。動画録画機能、フラッシュ、メモリカードスロットなどもなく、こうしてみると、“コストを抑えた端末”であることが分かる。
にも関わらず、ここまで話題になり、人気を集めるのはなぜだろうか。
「NECブランドの力」「NEC初のカメラ付きiモードだから」──。そう言ってしまうのは簡単。しかし、それではNECブランドとはいったい何か。
携帯電話は必ずしも“多機能でなければダメ”なわけではない。機能の取捨選択と、使い勝手のバランスが重要だ。他社が備えていない先進的な機能を搭載したとしても、そのほかで見劣りする部分があると、どうしても総合的な評価は低くなる。
言い換えれば、機能や性能には「ある(良い)とうれしいもの」と「ない(悪い)とダメなもの」がある。このうち「ないとダメなもの」のツボをしっかり押さえているのがNEC端末であり、このN251iなのである。悪く言ってしまえば“そつなく優等生”な端末なのだ。
例えば、キーを押した時のレスポンスは、ある程度までなら悪くても我慢できる。しかし、あまりに鈍いとどんな魅力的な機能が別にあってもその端末を使いたくなくなる。あるいは、「この画面からiショット送信できるはずだ」と思っていたのに、いざ使おうとしたら実はできなかった、となると、他がどんなに良くても、それは不親切な端末ということになってしまうのだ。
決定的な不満があると、ほかにどんな優れた機能があっても霞んで見えてしまう。N251iは、このあたりが実にうまくできている。販売店が「操作性に優れたiショット」と評するゆえんだろう。
その結果、ユーザーは「NECの端末であること」に信頼を寄せるようになる。新機種を購入する際、試してから買うユーザーはさほど多くない。例えできたとしても、1週間程度の利用では分からない弱点も多い。例えば、筆者は1カ月程度利用を続けるまで、「SO504i」では「転送でんわ機能」をメニューから利用できないことに気づかなかった。それが「N504i」では転送先の電話番号を端末に登録することもできる(もちろんN251iでも)。こうした見落としがちな細かな部分で、NEC製端末はよくできている。
1年ほど前、非常に優れた機能を持ったあるiモード端末を、友人に勧めたことがある。しばらくしてその友人から「電話帳に電話番号が1つしか入らないじゃないか」とクレームがついた。結局、友人はその1点が気に入らず、別の端末に買い換えた。たとえその部分が改良されたとしても、同じメーカーの端末はもう買わないと言う。このメーカーの仕様に対する方針がもう信用できないというのだ。
お勧めの端末は? と聞かれたとき、「カメラ性能がいいもの」「iアプリが速いもの」「メモリが大容量なもの」といった特別の条件がなければ、筆者が選ぶiモード端末にはNEC製が挙がることが多い。
そしてもちろん、N251iはお勧めのiショット端末の1つだ。現在のところは。
[斎藤健二, ITmedia]
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