フォトメールケータイを持って街に出てみた(1/2)auのフォトメール端末「A1013K」と「A1014ST」は、GPSやezplusには未対応ながら手頃な価格が魅力。甲乙付けがたい両機種を街に出て使ってみた
かたやカラー背面液晶を備えたスライドシャッター付きの11万画素CMOSセンサ搭載、かたやモノクロ背面液晶搭載の簡易ライト付き11万画素CCDセンサ──auのフォトメール端末、京セラ製「A1013K」と鳥取三洋製「A1014ST」は、新規契約の価格も1万2800円と同じで、(都内量販店価格)購入に迷う端末だ。 機能をチェックするために両端末を入手したところ、編集部スタッフから厳しい指摘が──「カエルや人形ばかり撮ってないで、人間も撮ってくださいよ」。 とても自分撮りなどできないし、かといって急にモデルも調達できない。思い悩んだ会社の帰り道、目に飛び込んできたのは1枚のポスターだった。 そう、私のホーム世田谷では、毎年この時期に路上イベントが開催される。国内はもとより、遠くフランスや中国からもパフォーマーが来日、路上で大道芸を繰り広げるのだ。 フォトメール端末は、こうしたイベントの時にこそ真価を発揮するもの。今回はこむずかしい評価は後回しにして、両端末をイベントのお供に連れて行くことにした。
左がA1013K右がA1014ST
右手にA1013K、左手にA1014STを持って、首からはJ-SH52をぶら下げるという、怪しいいでたちで、会場となる茶沢通りに繰り出す。 駅前の広場で、さっそくすごいパフォーマンスをやっていた。タイツみたいな素材の袋に竹馬に乗った2人の人間が入り、身をくねらしているのだ。素材が薄いため、ちょっとした表情や体の線までくっきり浮かび上がり、なんとも奇妙な雰囲気だ。 さっそくA1014STを取り出して、撮影開始。決定キーを二度押して、構図を決めてパチリ。かなり離れた距離から撮影したにもかかわらず、なかなか雰囲気がつたわる写真が撮影できた。 代わってA1013Kで撮影しようとすると、「カバーを開けてください」というアラートが。つい、決定キーの二度押しで撮影しようとしてしまったが、A1013Kは端末を開いてサイドの「スライド開閉キー」でカメラのカバーを開ければすぐ撮影に入れるのだ。 撮影してみると、1枚目は画面に指が入ってしまった。A1013Kはヒンジ部に近いところにカメラがあるため、あわてて撮ると指が入ってしまうのだ。これは、慣れれば特に問題はないだろう。
慣れるまでこのようにカメラに指がかかることも この不思議なパフォーマンスを「すぐ友達に送りたい」と思ったときに便利なのが「撮速メール」。あらかじめ、よくフォトメールを送る相手のアドレスを1件登録しておける機能だ。
シャッターを押すと、画面の左下に「撮速メール」というアイコンが出る。左上のキーを押すと「送信しますか?」と聞かれ「YES」を選べばそれだけでフォトメールを送れてしまう。これならケータイの操作をめんどくさがるうちの親でも使ってくれそうだ。 欲を言えば「撮速メール」を選んだときに、今までフォトメールを送った相手のベスト5ぐらいまでが出て、そこから送り先を選べたらもっと便利かも──などと思ったりした。
「人を撮ってこい」といわれたからには、もっと人間を探さなくては──そうは思っていても、つい人形が目にとまってしまう。広場の入り口にピエロの格好をした「被写体にぴったりな人形」を発見。派手な衣装は色味を見るのにちょうどいい。 撮った写真を比べて見ると、それぞれ特徴があるのが分かる。同じリボンでもA1014STは蛍光ピンクにA1013Kは赤に見える。肌の色はA1013Kのほうが黄色が強い感じか。 さらに歩くと念願の「人」を近くで撮るチャンスがやってきた。女性のパフォーマーが道を這っていたのだ。ここではA1014STのほうが明るめに写っていて顔の印象を捉えやすいようだ。
人を撮影するのによく使うのがフレーム機能。両端末ともフレームの効果を撮影時に反映させて撮ることができた。撮影時にエフェクトを反映させられるのはA1014STで、A1013Kは撮影後に効果をかける仕組みになっていた。 [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/2 | 次のページ モバイルショップ
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