4Gを視野に入れる立川氏、「将来はバラ色だ」スウェーデン大使館主催の「Swedish IT/Wireless Technology Conference」が10月29日開催され、NTTドコモ社長の立川敬二氏が基調講演を行った。
立川氏は、ドコモの将来的な3つの戦略、(1)音声から非音声(2)動くものすべてへ(3)国内から海外へ に沿って今後の戦略を説明。「例えば冷蔵庫にも端末を入れたい。出先から中身が分かるようになる。こうしたマーケットを総合すると5億6000万、人口の5倍になる」とし、携帯電話業界の成長鈍化がささやかれる中、「対象は容易に広がる」(立川氏)と見通しを述べた。 非音声への転換についても「既に音声に対するデータトラフィックの割合が20%に達した。英Vodafoneは10%だと言っているが、我々は先に行っている」と、世界市場での最大のライバルを牽制した。 FOMAでは契約者数予測の下方修正に追い込まれたが、立川氏にとっては3Gの普及は既に前提となっている。「3Gはモビリティは高いが、伝送速度が低い。逆に無線LANは伝送速度は高いがモビリティが低い」と3Gの弱点を指摘した上で、「目指すべきは、モビリティが高く、伝送速度も高い4G。まだまだ発展性はある。将来はバラ色だ」と展望を話した。
[斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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