Mobile:NEWS 2002年11月7日 03:05 AM 更新

Mobile Weekly Top10
ワン切り対応のケータイは〜進むメーカー側の対応

10月31日から始まった、ドコモのワン切り新対策。端末側の対応はauが速く、既に3端末が対応をうたっている

Weekly Mobile Top10 Top10 10月31日〜11月6日
1位 着せかえと光の融合〜「A1101S」をソニー・エリクソンが語る
2位 ワン切りに終止符は打たれるか〜ドコモの新対策スタート
3位 CMOSカメラ、プーさん……「N251i」をNECに聞く
4位 次はカメラ+iアプリ。『iモードスタイル』504iSをスクープ
5位 QVGA液晶の写メール端末「J-T08」、液晶が鏡になる「J-SA05」
6位 着せ替えできるiモード端末「SO212i」〜11月9日から発売
7位 128MバイトRAMの「e550GX」、リモコン付きイヤホン装備の「e550GS」
8位 iモードユーザーを悩ますカメラ付き端末
9位 3200円の癒し系PDA ライオン事務器の「ポケジュール」
10位 新機種ラッシュで、総出荷数の7割がカメラ付きに〜マルチメディア総合研究所調査

 先週のアクセスランキングでトップを飾ったのは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の光る着せかえケータイ「A1101S」のトピック。この携帯電話はスタイリッシュなだけでなく、ワン切りチェック機能にも対応している。

 au端末は、8月26日に発表された新端末4機種のうち、鳥取三洋製の「A1014ST」(10月15日の記事参照)と三洋電機製の「A3015SA」がワン切りチェックに対応するなど対応が速かった。カシオ計算機が4月1日に発売した「A3012CA」も、着信秒数が表示されるため、ワン切りかどうかを確認することができる。

 J-フォンも11月下旬以降に発売予定の東芝製端末「J-T08」と三洋電機製「J-SA04」でワン切りチェックに対応。「J-T08」は、メモリダイヤルに登録されていない番号からの着信があった場合、着信音を約3秒間鳴らさず、着信履歴に呼び出し時間やアイコンを表示させられる。

 10月31日に新対策を打ち出したNTTドコモは、ワン切り対策端末をまだリリースしていない。今後の新端末での対応が期待される。

根本的な対策は難しい迷惑行為

 さまざまな対策が行われているものの、ユーザーを悩ませる携帯電話に対する迷惑行為を根絶するのは難しいかもしれない。

 ドコモのワン切り対策は、ユーザーが登録すればワン切りを発信する業者に課金が発生するなど、効果は望めそうにだが、その登録方法が面倒なのが難点。

 0+*00+「9999」を押してダイヤルし、0+「*01〜*19の1つを選択」+「ワン切り業者と推測される電話番号」を押して登録するというのは手順が多く、方法を覚えるには複雑だ。

 それでもワン切りは、対策の効果が現れているだけいいほうで、迷惑メールに至っては、通信キャリアのフィルタによる対策をくぐり抜けた迷惑メールがいまだ続々と送信され続けている(10月7日の記事参照)。

 経産省と総務省が義務化した「未承諾広告※」表示(6月26日の記事参照)に準じないメールが後を絶たないことから、通信キャリアの対策も用をなさないのが現状だ。

 迷惑メールは発信元の特定が難しいこともあり、元から絶つのは困難。PCのメールのように端末側でフィルタをかけてゴミ箱に直行させるのが現状ではいちばん有効なのかもしれない。

 最近ではメールの振り分けも、メールアドレスだけでなく件名で行える端末が出てきている。迷惑メールと思われる言葉を含むメールを振り分けられれば、少なくともフォルダ移動の手間は省ける。

 アップルコンピュータのMac OS Xに付属するメーラーのように、迷惑メールと見なす基準を学習してくれるとうれしいのだが……。



関連記事
▼ ドコモ、迷惑メール業者を初提訴
ドコモは、迷惑メール業者に損害賠償を求める訴えを起こした。通信キャリアが迷惑メールに関して賠償金を求める訴えを起こしたのは初めて

[後藤祥子, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!