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2002年11月22日　11:12 PM 更新

写真で見る「N504iS」

OCR機能やテレビリモコン機能といった多彩な機能がクローズアップされがちなN504iSだが、NECの“50xシリーズ”として斬新なデザインや、薄さ、軽さも見逃せない

　NEC製の「N504iS」が首都圏で発売された。価格も抑えられており、一部店舗では2万円を切る価格で販売されている。都心の主要都市量販店では既に売り切れが続出しており、“カメラ＋iアプリ”への期待が非常に高かったことが分かる（11月22日の記事参照）。編集部では、本日一番人気の「ブライトシルバー」を早速購入した。

「N504iS」。伝統的な“N”のデザインを引き継ぎながら、各部がブラッシュアップされた

　31万画素CMOSカメラ＋背面の1型の4096色STN液晶など、従来の“Nシリーズ”に比べてカメラ機能を大幅に強化（11月20日の記事参照）。しかし、見逃してはいけないのが大幅に薄型化が図られているところだ。

端末	厚さ	重さ
N504iS	19.8ミリ	105グラム
P504iS	18.8ミリ	110グラム
N251i	20ミリ	98グラム
SH251iS	24ミリ	110グラム

　ドコモの最新カメラ付き端末で、最も軽い「N251i」も薄さではN504iSに負け（10月17日の記事参照）、最も薄い「P504iS」も重さではN504iSに負ける。機能面で強化を図りながら、ボディの小型軽量化も果たしている。

　ただし、N504iSの“厚さ”は最薄部なのには注意が必要だ。ほぼフラットなP504iSに比べ、N504iSはアンテナが出っ張っていたり、スピーカー部がふくらんでいたりする。手に持ったときのスリム感はあるが、ポケットに入れる際にはかなりふくらむことを覚悟しなくてはならないだろう。

ベストセラー「N504i」と並べてみた。カメラが付いたにもかかわらず、N504iSが圧倒的に薄くなっているのが分かる。ちなみに、バッテリー形状も変更され、容量も680mAhに増加している

写真上は、N504iとN504iS。写真下はN504iSとP504iS。薄さで話題になった“P”だが、こう並べるとN504iSもそれに匹敵する薄さだ。もちろんアンテナ部を除けば……だが

ダイヤルキー周りをN504i（左）と比べてみた。キーピッチやボタンの配置に変更はない。決定ボタンはN504iのときから、待ち受けiアプリの活性化ボタンだったが、N504iSではマークも印刷された

細部のデザインは大きく変更

　N504iSは、ある意味デザインで冒険した端末ともいえるだろう。歴代の「N50xシリーズ」を見比べると、通話マイクから十字キーの形状にいたるまで、とても似通っているのが分かる。

　そうした細かな“Nのアイデンティティ”に、少々変化を加えてみた──N504iSにはそうした印象を持つ。

歴代の「N50xシリーズ」。基本デザインを継承しながら背面の機能が次第に豊富になってきているのが分かる

イヤホンマイク端子は、N251iやP504i（S）と同じ角形のものに変わった。薄型指向の端末の場合、角形端子は標準的なものになっていくのかもしれない。通話用スピーカーも円盤状の目立つデザインに変わり、十字キーもデザインが変更された

　本体が薄くなっても、ダイヤルボタンのストロークは一定量が確保されている。1点気になったのは十字キーだ。左右と下方向はいいが、上方向が非常に押しにくくなっており、操作には慣れが必要だろう。

左がN504i、右がN504iSの画面。解像度は160×216ピクセルとほとんど変わらないが、発色が非常によくなっているのが分かる。液晶自体もTFDからTFTに変わり、輝度も向上した

充電台に載せたN504iS

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[斎藤健二, ITmedia]

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