Mobile:NEWS 2002年12月25日 07:34 PM 更新

携帯初のQVGA液晶の実力は?〜J-フォン「J-T08」(1/3)

10月末の発表以来、大きな注目を集めているQVGA液晶搭載のJ-フォン「J-T08」。240×320ピクセル表示というPDAなみの解像度を持つ東芝製端末だ。「内蔵モバイルフラッシュ」や動画撮影機能も見逃せない

 PDCの携帯電話としては初のQVGA液晶を搭載した、J-フォンの東芝製端末「J-T08」は、発表と同時に大きな注目を集めた(10月29日の記事参照)。これまで外付けだったライトを内蔵し、31万画素のCCDカメラを備えるなど機能も大幅に強化されている。


パケット対応の「J-T51」と肩を並べる高機能

 J-T08のウリは、やはりQVGA表示の実現。最大26万色の2.2型スーパーファインポリシリコンTFT液晶を採用している。Palmデバイスに興味のある人なら、CLIEが従来のPalm OS搭載機の160×160ピクセルから、320×320ピクセルのハイレゾ表示に進化したときの衝撃を思い出すと分かりやすいかもしれない(2001年3月14日の記事参照)。

 背面液晶には、1型で80×60ピクセル、6万5536色のSTN液晶を搭載。メイン、背面液晶共にハイエンドモデルのパケット端末「J-T51」(3月18日の記事参照)を遙かに凌ぐ表現力を誇っている。

 カメラ部には31万画素のCCDを採用。従来機種のような、外付け型「モバイルフラッシュ」はなく、周囲の明るさに合わせて自動的に点灯するライト機能を本体に内蔵。これは暗い場所を照らすライトとしても利用できる。暗闇でこの「内蔵モバイルフラッシュ」を点灯させてみたところ、思わず目をつぶってしまうほどの光量。これなら十分、実用に耐えるだろう。


J-T07と並べてみる。ずいぶんと派手な顔つきになった


折りたたんだままでも、本体脇のボタンをシャッターにして撮影が可能。この2つは「サブ液晶アプリ」でも使用する


キーボードの配列。従来機種からの変更点もいくつかあるが、大きな「マルチファンクションボタン」が配置されている点は同じ。操作性もほとんど変わっていない

 実物を見て大きな変化を感じさせるのがデザインだ。試用したフロスティレッドの端末は、折りたたみ時の「顔」がロボット的というかモビルスーツ的な印象を受ける。

 アンテナ位置は、従来の東芝端末とは異なり、折りたたみ時のヒンジ部分に移った(俗にいうStarTAC型。11月25日の記事参照)。

 カメラは背面液晶下の中央に、モバイルフラッシュは背面液晶を挟む形で配置されている。これまでの東芝製端末のカメラは背面の左側に付いていたため、それに慣れている人の場合は撮影の仕方に若干戸惑いを覚えるかもしれない。

 キーの配列は、J-T07よりはJ-T51に近いが、若干の変更が加えられている。メニュー構造などは、従来機種同様なので、これまで東芝製端末を使ってきたユーザーならスムーズに移行できそうだ。

[陸手豪, ITmedia]

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